CC さんの感想・評価
2.4
物語 : 2.5
作画 : 2.0
声優 : 2.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
脳内パルプンテ
原作は『恋愛アドベンチャーゲーム』通称「ギャルゲー」だそうですが、この手の原作には無縁ですね。本サイトの「いどばた」で「ギャルゲー」の概要を聞かせて頂いた事があるので、アニメのようなモノって先入観を抱いています。
本作は6000人の生徒が通う私立高藤学園の「食研部」なるものが舞台です。その学園のシステムや「食研部」やそれに関わる人々が、厄介で面倒でツッコミ所満載です。{netabare} 生徒会長は学園長くらい権限があるとか、差別やいじめが黙認されているとか、スパイがいるとか、飲んだくれの先生がいるとか、選挙出馬理由がしょぼいとか、板チョコほいほいがいるとか、意味深に腹に傷ある女・やる気がない二人組・ねるねるねるね幼女・ホモ・目が開かない部長・へのへのもへじのマスク・・・{/netabare}
「もうやめて 恋チョコのライフはゼロよ!」
暴走してしまいました。フィクションですもの、なんでもありですよね、わかっています。作品を振り返りながら書いていたら、こんなネタいれたくなっただけです。
選挙進行と同時に女の子の攻略も進行していく流れなのですが、「食研部」の部員が多くて誰がメインディッシュになるのか終盤まで解らない所が良かったですね。最近はメインヒロインをメインディッシュにしないパターンにすることがありますからね。
「ギャルゲー」原作アニメのあるあるで「鬱展開」が本作にもあるのですが、雰囲気作りが悪かったので、入り込めなかったかった所が残念です。
選挙には「陰謀」や「裏工作」はつきものですね。「差別」などグレーな表現もありましたが見所は女の子以外にもある作品だと感じました。
↓チョコレートで表現した甘く、後悔しか残らない文
{netabare} 序盤の生チョコのような展開は退屈でしたが、選挙が始まるに連れて「食研部」がガトー・ショコラになっていき、ワクワクするものがありました。ライバルであるミルクと密室でエクレアしている所はドキドキしました。終盤になっていくと選挙は大詰め。板チョコのビターな回想やオランジェットのガナッシュにはブラックな気持ちになりました。とてもトリュフな作品でした。は?{/netabare}