退会済のユーザー さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
かがみんは原子核【らき☆すた原子論】
こなた、かがみ、つかさ、みゆきの4人の学園生活を中心とした楽しい日常を描いた作品。
{netabare}
『らき☆すた』の中心にいるのはかがみんである。
断じてこなたではない。
第1話を思い出して欲しい。
あの時、かがみんは風邪という設定で出番が少なかった。
そのせいで他の3人がボケまくる展開になり、話に締りがなくなってしまったのである。
伝説的なつまらなさだったチョココロネの話でさえ、
かがみんの的確なツッコミがあれば面白くなっていたはずである(・・・多分w)。
そんな彼女のツッコミが強力になっていくのは、監督がヤマカンから武本さんに代わった第5話以降。
周りのボケに容赦なくツッコミまくり、時には呆れたりと、とにかく反応しまくりである。
必然的に彼女は原子核としてこの世界の中心に位置することになった。
そして原子核が強力になったおかげで周りにいたこなたらボケ役の電子たちも強力になった。
こうして『らき☆すた』という原子は安定するに至ったのである。
中盤以降登場する新キャラにボケ系が多いのも、
いかにツッコミ役としてのかがみんが強力であるかを示していると思う。
『この世界はかがみんのツッコミで成り立っている』
これを確信したのが第21話である。
この回でおそらく初めてかがみんはこなたのボケをスルーした。
この時のこなたの
『え、何でツッコんでくれないの?』
という意外そうで悲しそうな顔(に見えた)を私は一生忘れることは出来ないだろう。
ボケ役たちは当たり前のようにかがみんに依存している。
だからそれを失っては『らき☆すた』は成り立たない。
したがってかがみんは原子核、他のキャラは電子なのだ。
そしてこれらから成り立つ『らき☆すた』という原子は、
『面白い』という特性を持った超安定的な原子として永遠に我々の前に存在し続けるのである。
うおーー!パチパチパチ・・・・・・・・・・。
(スタンディングオベーション)
{netabare}
などと国際学会で演説している夢を見た・・・。
かがみん『今時夢オチかい!』{/netabare}
{/netabare}