ローズ さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
責任とってくれますか・・・・・言われたら覚悟を決めましょう!
ゾンビが大好きな高校生・降谷千紘(ふるや ちひろ)は、死んだ飼い猫を生き返らせようとして、蘇生法が書かれていると思われる古文書に書かれてある方法を実験していた。
ある夜、いつものように実験していたところ、外で叫んでいる少女・散華礼弥(さんか れあ)の姿を目撃してしまう。
礼弥のアドバイスにより作った液体を試したところ・・・・・
登場人物
降谷千紘 (ふるや ちひろ)
ゾンビ大好きな高校生。
死んだ飼い猫・ばーぶを生き返らせようとして、古文書に書かれてある方法を試みる。
礼弥のアドバイスによって作った薬によって、ばーぶが生き返ったと共に、事故死したと思われた人間をゾンビ化(蘇生)する事に成功する。
散華礼弥 (さんか れあ)
夜中に叫んでいる姿を千紘に目撃された事によって知り合い、古文書に書かれてある薬をこっそりと飲んでしまう。
事故によって死んでしまうが、薬の作用によってゾンビとなる。
ホラーとラブコメを一緒にしたような内容の作品。
何故か主人公が好かれていくハーレム展開が嫌いな人には、おススメできません。
散華家の内情を知ってしまうと真剣味が増しますが、全体を通すと、それほど固い話ではないと思います。
話が遅々として進まないのは、原作本(漫画)に追いついてしまうからなのでしょうか。
アニメ化するのには、早かったのかもしれません。
内容を一言で説明すると・・・・・
{netabare}礼弥がゾンビになって千紘の家に居候することになった{/netabare}となるでしょうか。
千紘の幼馴染・左王子蘭子(さおうじ らんこ)と千紘の妹・萌路(めろ)についての人物紹介のような回が無ければ、もっと少ない放送数で終わらせる事が出来たと思います。
人物の掘り下げという事を考えれば、必要な話でしたが。
最終話の最後は、2期目の伏線かもしれません。
これからの話をどのように展開するのか興味があります。
内輪ネタになると思いますが、次回予告の萌路のセリフは楽しめます。
裏・萌路と表現をしていいかもしれません。
早送り・スキップして、見逃している人には、是非、チェックしていただきたいです。
とりあえず・・・・・みんな、みるメロ!!!
OP曲「絵空事」
ゆったりとしたテンポの独唱から、一気に展開を盛り上げるロック調の曲。
あまり目立ちませんが、リズムキープをしながらメロディーを弾くベースが印象に残りました。
ドラムの音は軽いかな。
とりあえず、ボーカルを印象付ける目的がする曲のように思えます。
ED曲「Above your hand」
しっとりと聴かせるタイプの曲。
コーラスの使い方は上手です。
OP曲とED曲の曲調が全然違うので、1つの作品としてみたらバランスが取れていると感じました。
(陰と陽、みたいな事です)
古文書について
(少しマニアックな内容になってしまうので、部分ネタバレにします。
時間のある人でも退屈になるかもしれないので、スルーしてもらって構わないです。
作品内容とは、ほとんど関係ないです。)
{netabare}
蘇生術が書かれてある古文書(?)は、千紘のお爺さん・茹五郎(じょごろう)が記述したような事を告白する場面がでてきますが、筆者と確定できないので、一般的な古文書として見做します。
※東北にある親戚の家で郷土資料館に寄贈する史料の整理を手伝う
※書物というよりは、メモ書きみたいな物
※学芸員は、価値なしと判断
物語の中に、このような前提条件があります。
この書籍を古文書と断定するには、かなりの疑問を抱きます。
最低限、くずし字で書いてもらいたかったのですが、視聴者には伝わらないですよね・・・
マニアックでゴメンなさい><
映像を見る限り、メモ書きというよりは、説明文入りの図鑑のような印象を受けました。
浮世絵で有名な葛飾北斎の『北斎漫画』を連想していただければ分かりやすいのかなあと思うのですが・・・・・
知らないですよね・・・・・orz
学芸員が価値なしと判断した、という説明がされていましたが、それは否定できます。
確かに文書の内容は訳が分からない記述があると思いますが、文書整理にそのようなことは関係ありません。
原作者の人が”古いものを何でも金銭価値に変えてしまう骨董商の宣伝TV番組”を観て、怪しい内容の古文書には価値無しにしたのだろうと思います。
少なくとも、自分の先輩方・知り合いの学芸員の人達は、価値無しと判断しません。
例を挙げると、昭和30~40年代の文書や明治時代に書かれた弘法大師(空海)が杖を突いたら水が噴き出て井戸ができた、などの文書を読んだことがありますが、そのような文書も史料整理の対象になります。
歴史的価値と骨董屋の価値観が違うことを分かっていただけると嬉しいです。
マニアックな話題にお付き合いしていただき、ありがとうございます。
読んでいただいて、このような事を言うのも良心が痛むのですが、古文書の知識がなくても生活できます。
暇つぶしにでもなっていただけたら、嬉しい限りです^^
{/netabare}