杞冬@あずさ さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
正義の味方になりたかった男の物語の終わり・・・
始まり(ゼロ)に至る物語の2ndシーズン。
1クール目の終わりが非常に気になる終わり方だっため楽しみにしている人も多かったと思います。
今回で切嗣の過去も出てきます。
やはり壮絶なる過去を持っています。
自分の父親の実験のせいで被害が出たためその被害をもう起こさせないために父親を殺します。
そして自分を育てくれた母のような存在のナタリアを更なる被害を起こさないために殺します。
このような出来事から切嗣は「多を救う為、少を切り捨てる」という信念を持つようになります。
切嗣の過去は驚くほど辛いものでした。
こちらまで心が痛くなりそうでした。
放送日まで合わせたのか母の日に母の変わりの存在のナタリアを殺しましたし、合わせてるようにしか感じませんでした。
そうした過去があるため英雄というものをすごく嫌い、
戦いに意味を持たせ戦いへ向かわせるそんな「英霊」セイバーを完全に無視しています。
そんなセイバーと会話するのは最後の令呪の命令だけの三回だけでした。
最後切嗣は聖杯を手にします。
切嗣の願いは「戦いの根絶」ようする世界平和を願ったわけですが・・・
最後どうなったかぜひとも見て確かめてほしいです。
絶望しか残されてないかと思った切嗣でしたが、
士郎という小さな光を見つけます。
士郎に自分の願い正義の味方になりたかったを士郎に託し死んでいきます。
それこそが士郎を人間的にも捻じ曲げてしまうとは知らずに・・・
切嗣としてはとてもうれしいことなのだけれど、
士郎をおかしくしてしまうなんて悲しすぎますね…
そしてstaynightへと話は続いていく。
虚淵さん独特の最後に一筋の光というのがうまく表現されているいました。
できればsnから見てほしいです。
見て損はしない作品だと思いますので是非。
とりあえずライダーの生きざまに惚れてくださいw