ひR さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
これを見ずに感動は語れません。
お父さん助けるために自ら煙突掃除夫になったロミオ。親友アルフレドや仲間とともに苦しみや悲しみを分かち合い乗り越ていきます。煙突掃除夫の子供達の1年間を描いた物語です。
世界名作劇場の中で一番の傑作なのでは?というほど好きです。
この時代、煙突掃除夫というものは子供の仕事だったのですが、煤が肺に入り、多くの子供たちは生きて戻る事を許されない時代でした。また、売る飛ばされた時代ですから、親方(買主)によっては子供は奴隷同様の扱いにされてしまいます。
しかし、子供達はそんな扱いの中でも勇気や希望は忘れません。
これは児童文学作家のリザ・テツナーの「黒い兄弟」が原作です。
煙突掃除夫の子供が、嵐の夜に海に出され転覆したという当時の記事に怒りを覚え、未来の子供達のためにと書いた(ある意味ノンフィクションな)作品です。
私たちは今、勉強も不自由なくでき、食べ物ももらい何不自由なく生活できます。
その背景には一体どんな歴史が存在していたのか・・・・?
これを見ずに感動は語れません。