ワタ さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
終盤駆け足だったけど、ラストは素晴らしかった
60年代を舞台としたジャズ+青春ドラマ。原作未読。
終盤の展開は駆け足気味で置いてけぼり食らったし
無理に悲劇的な話にしているようで、まあ正直萎えたわけですが・・・
最終話、それまでの鬱屈した展開を吹き飛ばす清々しいラストに感動。
シートからドラムが出てくるシーン、OP曲をバックに二人が坂道を疾走するシーン、
その後のりっちゃんと再会シーンに泣きそうになりました。りっちゃんの笑顔がホント良かった。
教会でのセッションも素晴らしかったです。久々の再会でも言葉を交わさず音楽で語り合う、
それは二人にとって凄く自然で当たり前のこと。本作の魅力が凝縮されたシーンでした。
ED曲は蛇足だろ~。大人の事情ってやつですね。
本作は一貫して演奏シーンの描写に気合入りまくりな印象。
アニメである以上、ここに労力を注ぐのは間違ってないし、実際素晴らしい出来でした。
作画や曲の良さだけでなく、上で書いた「音楽で語り合う」雰囲気をよく出せていると思います。
特に7話の文化祭でのセッションは、一段と気合が入っており、もうサイコーでしたね。
ただこの回で一番印象に残ったのは、モブ生徒の謎のヌルヌル作画です。
あれは一体何だったんだ・・・やたら躍動感溢れる動きにツボってしまいましたw