プラ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 3.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
内容の濃ゆいアニメ。
12話でもしっかりと世界観を理解できた内容の濃ゆいアニメ。
序盤は年頃の女の子が魔法少女となって魔物を倒す華やかなお話。しかし、すぐさま非情な現実を叩きつけられる。そう、魔法少女は「死ぬ」。そして、世界から消失する…
「魔法少女になれば願いが何でも一つ叶う」
そんな文言に唆されて魔法少女になってしまった友人の悲惨な末路が中盤に描かれる。希望を持って魔法少女になった女の子たちを待ち受けているのは終わりのない絶望てあった。さらに「キュゥべえ」の正体が明かされる。高度な地球外生命体である"彼ら"は、思春期真っ最中で多感な女の子たちの感情をエネルギーとして利用しているらしい。"彼ら"の野望のために魔法少女、ひいては地球はただ利用される道具として消費される存在であった。
終盤ではいよいよイレギュラーな存在であった「ほむら」の秘密が明かされる。「まどか」を魔法少女になることを阻止したかった理由、そのために過ごしてきた途轍もなく長い時間、彼女への愛…ほむらの辿り着く先はいったいどんな未来なのだろうか。
そして、物語はクライマックスへ。すべての真実を知ったまどかは何を思い、何を選択するのか。これまで絶望と長い時間かけて闘ってきたほむらは報われるのだろうか。
エピローグ。まどかは世界を変え、”概念”となって世界から消えてしまう。世界に平穏が訪れたかのように思われたが、ほむらはまた闘いの世界に身を置いていた。ほむらはこの世界で何を想い生きていくのか。