ninfami さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
謎だらけ。
有名な最終回はもとより知っていたので、当時の視聴者ほどの衝撃はなかったですが、いざちゃんと全てを見てみると、全く意味が分からなかった。
エヴァンゲリオンのいいところと悪いところは、はっきりと分かれます。まずいいところとしては、庵野監督の演出力の高さ。シンジとアスカが共同生活をして使徒を倒すという話がありましたが、バトルシーンでセリフや効果音を入れずに、ただクラシック音楽を流すという斬新な演出が印象に残っています。
他にも、緊迫なシーンはカットを多くしたり、カメラを引くことで互いの距離感をつかんだり、いろいろと仕事が細かいなぁと思いました。
悪い点というのは、やはり分かりにくい後半のストーリー。個人的には、考察サイトを見ないと理解が出来ない作品というのは、あまり良い印象を持ちません。私の洞察力が鈍いだけかもしれませんが。
何故ゼーレはネルフにカヲルを送り込んできたのか。なぜカヲルは死にたがったのか。彼については、謎が多すぎます。考察サイトをいくつか見ましたが、よく理解が出来ません。
そして例の25、26話。もう意味が分かりませんでした。おそらくゲンドウは人類補完計画を実行したのでしょうが、それをどのように実行したのか、作中では語られていません。他にもレイが自爆した理由、エヴァの存在意義など、とにかく、謎だらけでした。
それを仲間同士で語り合えるのところも、エヴァのいいところのひとつかもしれません。
あと、このエヴァンゲリオンというストーリーは後半に動きます。中盤あたりまでは使徒が出てくる→エヴァが倒すというマンネリが続くため、少々暇だと感じました。