nocchi。 さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
忠誠の名のもとに。
実在した人物、歴史背景を加味して作られていて、そういうものに全く興味がないor知識がないという場合は理解しがたくなっているかもしれません。
(ついでに、詩による魔術的なものはどういう効果なのかよくわかりませんでした。)
中世の日本での血筋・家柄・騎士道(武士道)などとヨーロッパでのそれの価値観の捉え方は異なり、やはり私たち日本人から見ると普段では親しみのない価値観。
今では大半の国では、国の在り方について国民が考えること国の未来を考えることなどは少ないと思う。
皇帝という制度も日本の天皇に忠誠を誓う制度もその時代を生きていない。戦争がなく、忠誠を誓い命を賭けなければならないこともない今の時代(日本)しか知らない。
権力の分散によって反乱も起こらない。
いったい今の皆の意志はどこへいって、どこを向いてしまっているのだろう?
この物語の人物たちは皆が意志を持って、行動し、志のもとに生きている。フランス(国・王)への忠誠という名のもとに。
忠誠を誓うべき人物、忠誠を誓うべきもの(国etc.)というのは今の世の中にはなかなかないだろう。つまり、全ては自分で選ぶ自由があるということでもある。
幸せの理想でもある、自由であるということは、元々は社会的に自分という存在に意味・価値というものが存在しないということでもある。
自分で見つけていかなければならない。
それが見出せず、自分はいなくてもいい。自分には何も出来ない。無気力。宗教への異常心酔。自殺。自分の存在価値を人より上であると信じたいがためのイジメ。というものが横行しているのが今の現状だと思う。
と・・・話がまたおかしな方向へ回れ右してしまっているな;;とりあえず私の今の生きる意味というか、今しないといけないことは・・・ちびと嫁を美味しいものを食べさせてあげれて、笑顔でいさせてあげれるようにバリバリ働くこと!彼らへの忠誠の名のもとに!b(志小さいとか言わないでw)