杞冬@あずさ さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
さあ戦え。たった一人の少女の命と笑顔を守るために、右の拳を握りしめて。
とある魔術の禁書目録の第2期。
完全に話が繋がっているため1期の視聴は必須です。
登場人物がかなり多いのが特徴です。
特徴のあるキャラばかりなので覚えやすいのではないでしょうか。
そしてすごく複雑なところで、
難しいところがあるので好みが分かれると思います。
こちらほど複雑ではない超電磁砲のほうが見やすくていいかもしれませんが自分としてはこちらをおすすめします。
能力系大好きな人であればすぐにハマれると思います。
主人公上条当麻の行動原理。
善悪で行動しておらず困っている人がいたら手を差し伸べていくというスタイルです。
1期での出来事で記憶を失い第二の上条当麻として今ある世界を守り抜くために必死で繋ぎとめているのです。
目につくすべての人に救いの手を差し伸べる。
見方によってはエゴイストにもなる存在。
その人を救うため右手を振るう。
言葉での解決はしません。
拳を振るっての鉄拳制裁が上条のやり方。
時には敵だって助ける。
士郎と似ているところもありますが上条さんは自己犠牲とは違うわけで…
もう一人の主人公一方通行。
贖罪がテーマ。
過去の罪に囚われながらも足掻きもがく。
こんな自分でも変われるかもしれない…
でもやはり自分には光の当たるところではなく闇があっているんだと…
光の上条と対比して作られています。
敵をも救ってしまう上条。
自分の大切な人を守るためなら他はどうなろうと構わない血みどろになりながらも救う。
自分が闇に堕ちようともただ大切な人を守るために。
一方通行の中では理想のヒーロー像は上条にあるので到底辿り着くことはできないところにあります。
二者二様の思いが交差する9月30日事件。
第2期の見どころはここですね。
代名詞の通り科学と魔術が交差するとき物語は始まるにふさわしい話になっています。
原作最新刊を読んでようやく上条のことを好きになりました。
これまで上条のことがあんまり好きじゃなくても楽しめてるから意外と関係ないのかも。
禁書の主人公はやはり上条当麻しかいない。