杞冬@あずさ さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
今に甘んずること勿れと言われても私は笑えないよ… だって今の私が誰かの夢見る未来だから…
五人の女子中学生の魔法少女もの。
絵は可愛らしく軽いものかと思わせます。
しかし内容は重く序盤で先輩であこがれの人があっけなく死ぬといういきなり重たい話が。
そこから話は展開していき、
どんどん暗いほうへ。
そして終盤からの怒涛の展開。
すべてが伏線で繋がる瞬間は圧倒的でした。
まさしく開いた口が塞がらない状態。
終盤へのもっていきかたが非常に上手でした。
とりあえず言いたいことは3話目で見ろ!です。
友人に勧められて見たわけですが、
1、2話は微妙でした。
3話からの展開でもうはまってしまい、
そこからは一気に視聴してしまいました。
はまってしまえばもう抜け出せませんw
魔法少女になるメリットこれはいい。
どんな願いでも一つ叶える。
素晴らしいメリットだ。
でもそれに対するデメリットがでかすぎる。
一度なってしまえばもう逃げることはできない。
救われることはない、でも戦い続けなくちゃならない。
全部はQBの思惑通りだったわけです。
ほむらが最初何故撃ち殺したかも理由も納得。
キャラは全員それぞれが魅力的。
主人公は鹿目まどかですが、
重要なカギを握るのが暁美ほむらです。
序盤の意味深な発言が終極へとつながっています。
そして自分が一番好きなキャラは美樹さやか。
中身も外見も大好きです。
五人の中で一番人間らしくて、
何よりも女子中学生だったのは彼女だったと思います。
まず願いが他人を幸せにするものだということ。
そしてその力を他人のため、正義のためと力を振るい、
人を助けるために力を使います。
親友を助けるために自分を…
何も顧みず他人の為に自分を捨てた。
でもそれは自分の大切な人が大切にとられてしまうことだとは知らずに…
抱きしめてほしい…しかしそれは叶わない願い。
妬みが、嫉妬が彼女に募り始めていく。
正義と口にしていたわけですが、
その行為すら疑問となっていきました。
一番不遇の子…だったと思います。
最初は綺麗事を言い、
人を助けたいと願っていた。
でも自分の好きな人がとられてしまいそうになると嫉妬し、
自分を妬み、人に嫉妬する。
女子中学生ぽい悩みだなと思いました。
まぁ自分が女子中学生だったわけじゃないので、
何を勝手にと思われて仕方ないですw
勝手にそうだと思い込んでおきますw
それでも最後まで好きな人を思っていた彼女は真っ直ぐで、
一筋の思いを見させてもらいました。
不遇の子ですが、やっぱり持たせるものが多すぎた…
一番切なくなったのはさやかでした…
他のキャラたちも魅力たっぷりです。
その中でさやかの魅力を知ってしまいどっぷりとはまってしまったというわけですw
彼女の本質に気づいてあげてくださいね。
知ってしまえば愛おしくて、切なくなりますから…
新作の映画がそろそろやるわけですが、
今回はさやかの出番は少なくなりそうですなぁ。
総集編は全後編どちらともよかったので、
「叛逆の物語」にも期待しています。
どういう終わりを見せてくれるか…
さやかのことしか書いてないなほんとw
これじゃさやか★マギカになっちまう…w
タイトルはRADWIMPSの「夢番地」から抜粋しました。