ラスコーリニコフ さんの感想・評価
2.5
物語 : 2.0
作画 : 1.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
漫画太郎の世界
まず、絵があらゆるアニメの中でおそらく一番汚い上、並のグロ
作品よりグロいんで、色々耐性無いと見れたもんじゃないはず。
ウサビッチを汚くしてグロくすると、こんな作品になるような、
ならんような・・レビューを書きながら、こみ上げてくる疲れる
笑い。もうなんと表現して良いのか分からない。
まあ、すぐ見終わるんで30分程無駄にすれば良いじゃないか
決して動かしてはいけない絵を動かしてしまった、端的に言えば
それだけの事。
作画については、わざとこういう絵を描いてるんだから、1.0を
つけるのは浅はかなような、かといって1.0付けないのはある意味
原作者への侮辱なような、よって敬意を払って1.0とする。
これの映画は2003年国際ファンタスティック映画祭で賞を取って
たりするが、この絵が無いと作品としては中途半端な気がする。
過去に映画版も見たが、賞を取るような出来では無かったと思う。
原作者の漫☆画太郎については他レビューで何度か触れたが、昨今
の生温いショッキング演出で笑っているような人は、一度「本物」
を見て頂いて、その認識を改めて貰いたいと思う訳で。
小さい子供はウ○コとかチ○コとか人によってはゲ○とか鼻水とか、
あとは人がぶっ飛んだり、人の一部がぶっとんだり、目が飛び出た
り、尻がはみ出たりとか、そういう直接的な事で笑う傾向があって、
過去の漫画アニメはそういう要素が今よりずっと多かったが、その
時代を強く感じさせる。
最近その手の笑いが不足しているのか、軽くそれらの要素を入れ
ている作品がウケたりしているので、若い人だとこれで笑える人も
多いのかもしれない。こういう作品を見慣れていない人が見ると
どう思うのかは、非常に気になるところ。
ただ、ある程度見慣れている人間がこれを見る場合は、汚いから、
グロいから、ショッキングだから面白いって訳では無く、作品全体
としてシュールだから面白い訳で、それを理屈で説明しようとすれ
ばするだけ寒くなるので、もうやめる。
で、漫☆画太郎の作品の中じゃ、地獄甲子園は「地味」な部類
映像化されてはいないが、地獄甲子園よりももっとショッキングな
漫画が多数出ているので、この手の世界観が好きなら漫画をどうぞ。
--Wikiからの転載--
作者の漫☆画太郎も、「連載中はいやな事ばかりの連続だった。
思い出したくもないし、最初から描きたくもなかった」と、本作が
連載開始当初から制作意欲の希薄な作品であった事を認めている。
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主に漫○画太郎(○には色々)という名前で色々と漫画を出す度に、
なんらかの話題になるという、内容はいつも「またやりやがった系」
の事で、この人がいるから日本国憲法の表現の自由は一応保障されて
いるんだなと、少なからず感じる事が出来る。
何を題材にしても、やる事は変わらない。もう一度言おう、
何を題材にしても、やる事は変わらない。更にもう一度言おう、
何を題材にしても、やる事は、全く、変わらない。
他の誰もが無理でも彼なら、彼ならばやってくれる、彼の信者は
そう信じるし、信者では無い私もそう信じれる。いかなる権威、権力、
圧力、批判にも屈せず、その世界を描き続けて欲しい。
飲食中には絶対に読まないけど。