Etzali さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
「空」の境界
(2012.6/22)
{netabare}肉体から生まれ「人格」を持たない式は世界の縮図=無の存在であり「式」の本質である。
「人格」は知識によって形成されるものなのでその事によって世界に境界を作ってしまう。その境界の隔たりを無くすことで世界を広げることができる。{/netabare}
(2013.4/10 2週目)
この章に登場する式は識でもなければ式でも無い、両儀。
識は式の中で生き続けている。
両儀 式に黒桐は何も望まない、ありのままの式を知り受け入れているから。
人格:その人の心と、その人が学んできた知識によって構成されるもの
空の境界、無から生まれる有、その逆の有から生まれる無。
肉体があって知識や人格が生まれるのだとするなら、肉体なしでは知識や人格は得られないのか?
いくら考えても答えが出ない問いです^^;
まぁ、生物を形どっている肉体を実体と見ないなら、また変わってきそうだけど…
中庸(黒桐のような生き方)は「空」なのか?
かつて「空」だった両儀と、「空」を望む黒桐の物語。
それが、「空の境界」の本質なんでしょうか?