安芸音 秋 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 2.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
一期で上手く纏めときゃ良かったのに
一期必視
色々未解決なまんま二期突入してる辺りから、新規さんお断りなのは明白
なのに中途半端に11潰しのスタートに戻らなくちゃならなくなって、一期継続組すら「え?」っとなった印象
やっぱり一期と二期空き過ぎたんじゃないでしょうか?
☆物語
ストーリーが世界規模に発展して、テロだとかいうレベルじゃなくなります
けど正直戦争だとか政治だとかの描写はどうでもよくなっちゃった感じ
若本との対決が結構イキナリだった辺りから、やっぱり軸はルルがどう反逆したかってコトなんじゃないかなぁと思いました
頭脳戦かって言われたら良くわかんないですが、その辺りのピークって一期マオの辺りじゃないかと感じるのです
個人的には父親との対決が一期から続く山場だったと思っていたんですが・・・
テンション高めなママンがいきなり登場した辺りで「!?」と、色々驚きました
しかも親父まさかの子煩悩でしたし(モンスターペアレンツの凄いやつと言えなくもないですが)、言い分もまぁわからんでない感じ・・・なんですがルルのまさかの説教に若干白けてしまいました
なんだか自分の事棚上げ感が、どうしても受け付けなかったの
『明日』って^^;
さんざん復讐だなんだ言ってたじゃないですかぁ・・・(涙)
だからやっぱり本当のオチはゼロレクイエムだったんだなぁ、と今は思ってます
けどその過程でナナリーに対する想いにバラつきがありすぎます
私、一期は群像劇ってレビューに書いたんですけど、二期に関してはルルの独り舞台な印象があって、だからこそ「一貫性を持った悪役」に徹して貰わなきゃ感情移入できないなぁ、と
最終的に死んで綺麗に終わったみたいな感じですが、実際スザクに責任転嫁して逃げを打ったようにしか見えない感じ
破滅エンドにしては、ちょっと生温いというか・・・ギアス保持者は孤独になるんじゃなかったのか?
完全悪役のルルが最愛の妹に看取られて、満足気な笑顔のまま死を迎えるなんて、正直なんだかなぁ・・・
ロロの方がよっぽど陰惨な目に合ってる気がす
☆キャラというかルル
一期に比べて救えない
なんていうか悪役なんだけど小物っぽいです
一期のアタフタしながらも頑張るルルは好感もててたんですが、二期の「なんでだようぜぇよ世界が悪いんだよ」って勢いにちょっとビビりました
なんていうか4クール通してルルの「反抗期」を見せられた感じ
周りが色々引っ掻き回して、ルルが「なぜだ!」ってなるのが、なんとなくのパターン
ルルのやるコトが結構悪どいので、巨悪を滅してもあまりスッキリしません・・・というかガン×ソードのカギ爪が主人公の物語を見てる気分だったのは私だけ?(主義のベクトルは全くの逆ですが)
アンチか!?という評価になってしまったかも知れませんが、トータルでは面白く視ました
要は自分なりの妥協点をどこに置くかというのが、楽しめるかどうかの分岐点・・・多分20歳以上の社会人の見方ってそんな感じなんじゃないかなぁ・・・