無毒蠍 さんの感想・評価
2.7
物語 : 2.0
作画 : 2.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
アクション要素の強い本作。主役は海坊主かも…
シティーハンター劇場版第三弾!
第一弾が90分ほどあって第二弾が50分ほど。
なぜそういった尺の割り振りになったのかようやくわかりました、
第二弾&この第三弾は同時上映だったんですね。
つまり二つ合わせて第一弾と同じくらいの尺になるんです。
そこは人によって評価がわれそうですな。
第一弾みたいに長尺で楽しみたい人もいれば、
二弾&三弾のように短めだけど二つのお話を楽しみたい人もいると思います。
今回は軍事テロっぽいのが軸にあって終始アクション要素の強い作品に思えました。
美樹の招待でパーティーに参加するんですが参加したのは香だけなんですよ、
リョウは場所がわからず迷子、海坊主は冴子の依頼でお仕事中。
流れとしてはパーティー会場が占拠されて美樹&香が大ピンチ、
リョウは海坊主の仕事に巻き込まれてそれが軍事テロにつながっていくというものです。
今回リョウちゃんの活躍は少なめだったかな、
たぶん海坊主のほうが活躍してたと思います。
一番強そうな敵も海坊主が倒しますしリョウは雑魚を倒しながらルナという女の子を捜していました。
このルナという女性は敵の親玉の娘で事件にも加担しています。
なんでもパソコンのエキスパートらしく父親を失墜させたアメリカに報復するべく、
防衛システムにアクセスしてアメリカのミサイルを自国に落ちるように操作するつもりだったみたい。
リョウに邪魔されても「あなたに女は撃てない」と操作を続行しようとしました。
この時リョウはルナに照準をあわせ引き鉄を引こうとしたんですよね…
海坊主が来てなんとかしてくれたから撃たずにすみましたが
もし海坊主が来なかったら撃ってたのかなぁ…
アメリカにミサイルが落ちて大勢の死者がでる…
リョウはそれとルナの命を天秤にかけたのかもしれない…
その結果ルナを撃とうと…
でもリョウだったらうまいことやったかもしれませんね。
最終的に海坊主が何とかしてくれましたし、
主役はどちらかというと海坊主だったのかもしれません。
リョウちゃんファンとしては少々不満で寂しかったかな。
せめて最後の修羅場はリョウちゃんに何とかしてもらいたかったです。
同時上映ということで考えると第二弾の百万ドルの陰謀のほうが好きかな、
あっちのほうがシティーハンターらしい作品に感じました。
まぁ百万ドルのほうは海坊主の活躍はほとんどなかったので
同時上映としてのバランスは良かったかもしれないね。
ただシティーハンターを好きな人のほとんどがリョウちゃんの活躍に期待してると思うんだ。
そういう意味ではやっぱりこの作品は不満の残る作品という印象が強いかも。
もう少し敵の背景とかを描写してくれないと感情移入も中途半端な感じになっちゃう。
敵側の登場人物にあまり魅力がないというのもあるね。
ルナをもう少しメインで使えばよかったのに序盤と終盤でしか出番がないのでイマイチでした。
【B+78点】