aitatesoka さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 2.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
一言で言えば怪奇推理小説のアニメ化
百鬼夜行シリーズと言うコアなファンが存在する人気小説の一編をアニメ化した作品である。
陰陽道や千里眼、731部隊や帝銀事件、生体実験など怪しい類のキーワードや実在の事件が多数登場するが要は人体損壊事件?の推移と謎解きを観賞する作品だ
基本的に前述の超常現象的な言葉や怪しい類の話は物語の中で実際の現象として出てくるわけではなく登場人物の履歴や過去、または事件にかかわりのある事柄を説明する為に出てくるだけで本筋には一点を除いて現実に即した事象や物理的にありえる事しか発生しない
(その一点が本作品のミソなのだが・・・)
ある事件群の発生からその経過と最終的な解明がこのアニメの本体なのだが、途中の話ではキーワード的な事柄の説明に裂かれる部分が長くその上、伏線の回収は後半(大半は最終話)になるまでほとんどなされない為、推理小説が好きか嫌いかで大きく評価が分かれる作品では無いだろうか?
※私は推理小説は最後のページから見てしまうタイプですwww
そういえばこの作品のネタバレを最終話で見た際にふと、昔読んだ古いSF小説を思い出したのだが・・・
合成人間ビルケ(原題邦訳名=ドウエル教授の首)という話がネタ元では無いかと思った。多少はインスパイアされていたとしてもおかしくないと思うほど同じアイデアを使っていたのだがどうだろう?