ともか さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
麻雀知らなくても楽しめるけど…観てるとやっぱルール気になるっ( ̄ヘ ̄;)
原作コミック未読です。
そして私は麻雀を全く知りません。
知らない用語や得点計算等が多くて気になりましたが、
作中で行われているのは「現実には無い謎のゲーム」というつもりで視聴。
それでも噂に聞いていたとおり、麻雀知らなくても雰囲気だけで結構楽しめました。
これでルールも知ってたら十二分に面白かったんだろうなぁ。
他の方も言っているように、
少女×麻雀という組み合わせは珍しい気がします。
麻雀=入ってはいけないゲーム、ギャンブル
と感じている方が少なからず居るように思われますが、
麻雀に対する悪いイメージを、この作品が少し軽減してくれたのではないでしょうか?
まぁ分かりませんがw(゚_。)
けいおん!によって軽音部に入部する少女が増えた社会現象がありましたが、
さすがに麻雀少女が増える現象は起こらなかったようですね(^ー^;)
演出面は、良くも悪くも奇抜。
1手の瞬間に羽が生えたり、炎が出たり、
相手が投げ槍のような物で攻撃してきたり等々と大袈裟で、
お次は何?ゞ( ̄□ ̄;)オイ みたいな感じがしたけれど、
麻雀知らない私はそのおかげで観続けられていた部分もあると思います。
{netabare}大将戦での咲の最後の2局、
現実では考えられない異常なまでの引きの強さには
観ながら苦笑してしまいました^^;
そして、その「引き」の度に片目から炎が出たり、手と牌が派手に光ったり。
あと、負けてる時や絶望的な状況に追い込まれたときには水没したり。{/netabare}
けど、元々現実性のない作品だからこそ、
思い切り現実離れした派手な対局を繰り広げているのが良いのだとも感じられました。
相手チームも含めて「心」の描写がけっこう多かったり、
心理戦を戦う難しさが観てて伝わってくる点でも面白かったです。
他の各校にも主役扱いの清澄高校とほぼ同等にスポットを当てていて、
それぞれの学校の心境変化など、詳しく描写されています。
これは2クール作品ならではだと思います。
ただ、それゆえに主要レベルの登場キャラが多く(5人×4校だけでも20人)、
キャラが個性的でもこれほど多いと「顔」と「所属校」と「名前」が覚えきれませんでした。
{netabare}前話がプール回で終わった後、次話の出だしから唐突に個人予選だった時は
話数を間違えてないか確認できるまでに数分かかり
(サブタイトル&局数表示でようやく判明)、
つなぎ方にかなり無理がある感じがしました。
終盤は対局シーンの占める割合が非常に高くて、緊張感は伝わってくるけど、
その分キャラ同士のやり取りはあまり楽しめなかったです。
最後は4校の合同合宿で他校との強いつながり、絆が描かれている…と思った直後、
いきなり全国大会開催のシーンに切り替わって驚きました。
咲の姉との関係も変わらないままだったし。{/netabare}
この終わらせ方はさすがに無理があり、
2期がある事も間違い無いと思いたいところですが…
この作品が放送された2009年春からすでに3年以上が経過。
間を持たせるためとしか思えない番外(阿知賀)編を放送していたりで、
…本編の続きは一体いつ放送してくれるのでしょう?
熱い、根強いファンの方々は私以上に心待ちにしているはずですから、
どうか期待を裏切らないでほしいと願っています。
原作未完で終盤はオリジナルストーリーである、と知った時には
あ、なるほどねw まぁそれにしては頑張ったほうかな、という印象でした^^
その他の点を挙げると、
不自然な視線アングル(足元から上を覗くような感じ)で
「見えそうで見えない」シーンが多かったのがちょっとマイナス点。
私個人的には、これは必要のない演出でした。
あと、私見ですが百合は全然大した事なくて、
隣で寝たり、手を繋いだりする程度のレベル。
その分、百合がよほど苦手な方でない限りは大丈夫ってことだと思います。
作画は、きれいな時は本当に美麗な絵なのですが、
その時によって差が激しく、安定感に欠けていた印象です。
まぁそれだけ演出面のほうに全力を注いだということなのでしょう。
曲はOPとEDは前期・後期ともに特に強く印象に残るようなものではなく、
可もなく不可もないと言ったところ。
後期OPの雰囲気は「これってむしろEDっぽくない?」と思えたのは私だけだろうか?
清澄が劣勢になった状態でその回が終わる際には、
通常のEDではなく「シリアスエンディング」に変化。
映像だけでなく、曲も『残酷な願いの中で』に変わって、
こちらは雰囲気に非常によく合っている良曲だと感じました。
シリアスエンディングの話数…7話、10話、16話、18話、22話
ちなみに、DVDの最終9巻にはシリアスエンディングの
鶴賀Ver.と龍門渕Ver.が収録されています。
相変わらずまとまりのない文、
しかもツンデレコメントなってしまいましたが、
私の感じたままを書かせていただきました(* ̄∇ ̄*)