どうまん さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
素晴らしい堕ちっぷり
●展開
ミステリーとホラーの合いの子のような作品。
次々とクラスメートが死ぬ謎の現象に巻き込まれるのは映画『ファイナルデスティネーション』と同様。
こちらは死に方に趣向が凝らしてあり、先々の展開も踏まえると、全く別路線を歩んでいると言っていい。
中盤からの「もう1人」を探し当てる方向へのシフトは、ミステリー要素も得て、作品に奥行きを与えている。
デザインをいとうのいぢが手がけていることもあってキャラクターは皆可愛らしいのだが(とりわけ鳴ちゃんが)、その可愛らしいキャラの誰がいつ死ぬか分からないという緊張感が、見ている者の退屈を忘れさせる。
終わり方はミステリらしさとホラーらしさがいい塩梅で混じった、実に「モヤモヤ」したもので、これがまたいい。
●音楽の効果
終始不気味な雰囲気の中話が進み、それは主題歌やBGMにより助長される。
OPをアリプロが担当しているのは大正解。
聴いているだけでゴシックホラー特有の仄暗い情景が目に浮かんでくる。
○こんな人向け
・のいぢキャラが好き
・ゴシックホラーが好き
・『ファイナルデスティネーション』が好き