おちほのおっぱい星人 さんの感想・評価
3.8
物語 : 2.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ホビロンっ!!⇒「ありがとうございます!」
視聴する前は仲居としての王道な成長物語を期待していましたが、
実際は高校生特有の、将来について悩み、夢や新しい友達、自分を発見していく、青臭い成長物語ですね。
もちろん旅館が舞台ではありますが、仲居であることはオマケというか、道具に過ぎない感じ。
少なくとも仲居としての成長物語や「働くとは何ぞや?」等の社会人的側面を期待して観ると、肩透かしをくらうのではないでしょうか。
あくまでそれ未満。もうワンランク下のお話。
まぁなんせ高校生ですからねw
本作の感想としては脚本がいまひとつの印象です。
ネタが無く2クールというのが多すぎたのか、展開が稚出で次の展開へと橋渡しができていない印象のある回が多々見受けられた。
構成(順番)もおかしいというか、あまり考えられていない印象w
それによって民子が「またやってんのかよww」と思えてしまう場面もあって脚本家に振り回されていましたねw
また、一話完結で終わっていいようなレベルの話が次話に持ち越され、その割に終わりが荒らい回も多い。飾りすぎない日常ドラマを狙ってはいるが、そこまで上手いことまとまってないぞという話も多かったですね。
ただ、チリにつもれば山となるは言い過ぎだけど26話観た最後には、観て良かったなぁという気持ちになるw
あとは仕事にストイックな女将キャラという、成長物語を扱った作品での最終兵器ももっと上手く活かせたと思うんですがねぇ。
女将に惚れた人は多いのかな?個人的には描写不足でした。
少し裏方すぎてカリスマ性が垣間見れないんですよね。
にも関わらず、皆が尊敬する憧れの的になってるのだから視聴者(私)との間で齟齬が出てしまうわけで・・・。
酷評がちになりましたが、このてんやわんやを気楽に観る分にはとても良い作品だと思います。
感動を狙いすぎたものは疲れるし、
ほのぼのとしたゆるい系はだらけるしという人や時にオススメしたい。
作画はP.A.WORKSということもあって女性が美しい!単なる萌えと言えば萌えなんですが、目がねぇ…力強く艶めかしい!
岸田メル氏のドールっぽさに「生命」が加わるわけですね~
音楽もいいですね。アニソンっぽくないロキノン色の強いバンドサウンド。
物語が青臭くてざっくばらんな感じだけど、OPとED、挿入歌によっていい物語を観たような、前向きな気持ちになる。