ごまだんご さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
2年間のキセキのような成長記
小学6年生の進藤ヒカルは祖父の蔵にあった碁盤を見つけ、
碁盤に眠っていた天才棋士『藤原佐為』に取り憑かれる。
「神の一手を極めるために・・・」
囲碁に興味も関心もなかったヒカルは、佐為にせがまれ囲碁を打つことになり、
塔矢アキラというライバルと出会い、自ら囲碁を打ちたいと思うようになっていく。
小中学生に囲碁ブームを巻き起こした原作は同名の漫画です。
2001年放送のアニメなだけあり、
ホラーかと思うBGMやSEだったり、
ヒカルが倉田さんに見えたり、
ある程度許容する心が必要ですw
ヒカルという少年は当時から思ってましたが、
かなりキャンキャンうるさくて失言が多い、
残念ながら鬱陶しいキャラです(アニメでは特にw)
しかし、幼い丸顔のヒカルが序々にシャープな顔立ちになっていくと共に、
言動や行動に変化が見られるようになります。
{netabare} ヒカルと佐為。
師弟でありながら友人であり、親子のような不思議な関係の2人。
正直、2人に感情移入をすることは難しかったが、
佐為が消えてからはずっと見守ってきた自分が佐為の代わりに見守っている気分になった。
「俺、うってもいいのかもしれない・・・」
自分の碁の中に佐為を見つけたヒカルの震える声は、
何度聞いても、涙を誘う名演技だった。 {/netabare}
嘘のような出会いから始まった少年の物語は、
小さな碁石で戦う熱い戦いを通して、成長していき、
出会いや別れを繰り返しながら、
夢に向かって進む姿を描いていきます。
ヒカルのあっけらかんとした性格のおかげでグッと入り込む展開はあまりありませんが、
それでも涙なしには見られません。
しかし、全75話+特別編は長い・・・
初めて見られる方にはあまりオススメしませんが、
一時代を作ったアニメであることは多くの方に知って頂きたいです。
リアルタイムで見ていた方は、
OP曲 Get Over/dream
を聞けば、また見たくなるはず!w
{netabare}
「佐為はヒカルの碁のなかに生きていた。」
そして川上とも子さんは、ヒカルの中に生きています。
{/netabare}