Etzali さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
俯瞰から見る「存在」と「認識」
(2012.6/4)
あにこれに登録する前に観たが世界観など理解できない部分もあった為、評価のみ。
(2013.1/14 2週目)
俯瞰して存在を認識した場合、『木を見て森を見ず』ではないが…人が世界に対して存在を認識できる許容量には限界がある?とすれば、存在無しには認識できないという事なのか?
俯瞰する事で存在を認識できる量は多くなるが、認識の許容量を超えると世界に隔たり・境界ができてしまう。その事によって、本来存在を認識する事ができた事柄や物に対して「空」、魂の抜けた状態・存在を認識する事を止めてしまった状態に陥る事への危惧。
それを解決する為には俯瞰した風景・事柄を俯瞰全体で捉えるのではなく、個々の存在としてとらえる事で自らの認識の範囲外から離脱する事なく生きていけるのではないか?
要は、一本の木を見ていきなり森全体を見るのではなく木々の一本一本を、くまなく見てから森というものを捉える事が膨大な存在を認識する一歩になるのではないか。という答えが私の中から導き出されました。
意外と深いテーマが内在した作品でした^^;
(2013.1/25:追記)
Kalafina/obliviousも良かったです。
「oblivious」(~を忘れて)
「存在を認識する事を忘れては、いけない=「空」の状態に陥るな」というメッセージ