「ベルセルク 黄金時代篇Ⅰ 覇王の卵(アニメ映画)」

総合得点
66.8
感想・評価
229
棚に入れた
1083
ランキング
2728
★★★★☆ 3.9 (229)
物語
3.9
作画
4.0
声優
3.7
音楽
3.7
キャラ
4.0

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Oceans さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

短い、カットされるシーンを考えると映画の長さが特に気になった

CGの粗さがたまに目立つ。
ユリウス殺害時何故か動揺を見せるガッツ、原作の背景を知ってれば多少わかるのだが、本作だけだとほんとここは何故?と感じた。
王様の前でも膝をつこうとしない、戦場で何人も殺してきたガッツがユリウスを殺害して何故動揺するのか?その背景には少年期が関係するのだが…
息子のシーンも長く感じるので余計蛇足だった。

ゾッドとの戦いでのセリフカットで人外が出てきたことへの衝撃が薄い、最初から人外もいるよって感じの演出みたいなしょぼさ
さらにその戦いがどれだけ壮絶だったか杖ついて歩くシーン等がないせいであっさり気味。

ガッツの幼少期がないせいでガッツのキャラが薄い。
グリフィスの狡猾さが一度も表情に出ないせいで完璧を演じてる彼故の不気味さがない。

最初の出陣最後尾任される所含めその後の祝宴もカットで他のキャラが薄すぎる。
コルカスが多少嫌味なやつってくらいしか把握できず、ピピンなどはモブじゃないの?と疑うレベル。

とにかくカットされてる場所が納得いかない。
監督及び構成、脚本はベルセルクという漫画を熟読したことないのではないか?
心情部分にカットされた所、後に起こる蝕へ向けて他のキャラもきちんと描写するべきだったと思う。

確実に監督達がこだわったのは戦闘部分だろう。それだけはわかるし、一騎駆けのシーンは素晴らしいと思う。
だがこれはゲームではなく映画だ、他の部分を疎かにするべきではないと思う。

特に黄金時代の終幕があのようなシーンになるのだから、仲間という物へのこだわりが欲しかった。

残り2部でこのことが補填されるのだろうか?
かなり心配でならない。

良かったことといえばキャスカは声も絵も肌の色も全体的に良かった。
特に肌の色は原作、旧アニメ共に黒すぎてちょっとと思ってたので。

シャルロット姫も可愛かった。

…音響系も良かったかな…
ほんと褒めるのが難しいが、決して高いクオリティーとは言えなくともベルセルクが映画で見れるというのは嬉しい。

映画でこの作品に初めて触れる人は展開の早さについていけるのか不安ではある。
原作既読者としてはカットされまくってて展開早いなーと思いました。

投稿 : 2012/05/30
閲覧 : 301
サンキュー:

8

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