ともか さんの感想・評価

3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態：観終わった

敷居が低いように見せかけて、実際は壮大な世界観をもつ大作の序章。

原作のラノベは未読で視聴。
シリーズ第1期に当たる作品で、2クール（全24話）。

1年半以上前に1周観ただけの記憶で書きます。

人気・話題を集めていた作品のようだったので、
当時まだアニメ入門者だった私も観てみました。

壮大な世界観に、迫力のあるバトルが見どころ？ なのでしょうか。
話題作なので敷居も低い（誰もが観やすい）のかと勝手に思い込んで、観始めてみたところ…
複雑なお話が無理で原作も未読の私にとっては、かなり難しい部類に入る作品でした。
ところが、1期は言うまでもなくシリーズ序盤であり、
物語もまだ易しいほうだったことが、2期を観て分かりました。

バトルシーンによって、追いかけていたストーリー部分が
脳からはじき出されてしまったみたいな感じ。
良く言えば迫力のあるバトルシーンに見とれていた証なのかもしれません。
こうして振り返ってみると、
物語は大筋で捉えつつ、バトルシーンに期待しながら観るのがいちばん良かった気がする。
でも私はそのように器用なことができないので困りものです。

いずれにしても2クールの難しい作品で2周目に入る気力は残っていないし、難儀。
やはり、原作未読者泣かせなのはアニメとしていかがなものかと思える。

インデックスのように、不思議な能力を持った人物がたくさん活躍した点は
興味を持って観られました。
問題は肝心の主人公。設定上致し方ない部分であることは分かっていても、
右手を使ったワンパターンな戦法は観ていても面白くなかった。


作画は悪い点が特に見当たらなかったし、バトルシーンをはじめとする演出も良かった。
また、声優もイメージ（見た目）どおりで、こちらも良かったと思います。

音楽は、演奏の音や効果のかけ方が独特な感じで、
世界観に合うように仕上がっていたと思います。

前期OP曲： PSI-missing（第1話～第14話）
後期OP曲： masterpiece（第15話～第24話）
前期ED曲： Rimless〜フチナシノセカイ〜（第1話～第19話）
後期ED曲： 誓い言〜スコシだけもう一度〜（第20話～第24話）


まだ観ていない方は、壮大な世界観を持つ大作であることを考慮した上で
視聴を判断していただきたいと思います。
これから観ようと思う方には、まとまった時間が取れる時に視聴されることをお勧めします。

さいごに、すでに多くの方がご存知だと思いますが、
この作品のスピンオフとしてあまりにも有名な『とある科学の超電磁砲』は、
こちらを先に視聴しておくと1割増しくらい楽しめるかもしれません。
それでも「超電磁砲」は ほぼ単体で観られるように仕上がっているため、
「超電磁砲」を目当てに、無理して先にこちらを観る必要はなさそうな気がします。
（あくまでも個人的な考えなので、その点はご留意ください。）


2012年06月04日　初回レビュー
2013年05月26日　第2期視聴を機に、全面改稿