plum さんの感想・評価

4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態：観終わった

これはひとりで見ないとダメ

なぜなら見ている最中、顔がほころびっぱなしだから（笑）

30歳独身でありながら、6歳の女の子りんを引き取ることになった大吉。仕事中心の毎日が、突然子供中心に変わります。りんとの日常生活で起きる、親なら誰でも経験しそうな出来事。物語は、大吉とりんを中心に描かれます。

りんはすごく可愛くてイイ子です。声を子供がやっているのですが、個人的にはピッタリだと思います。もう可愛さ爆発ですよ。「実際、こんないい子いないよ。子供なんて我侭で何考えてｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ…」まぁそうでしょう（笑）でも、大吉とりんのやりとりは、とても暖かく、面白く、知らず知らずのうちに顔がほころんでしまうんです。だから気をつけて！ニヤニヤしてる顔を誰かに見られないように！あと、いい子のりんに対して、ものすごく現実的なガキ、失礼男の子であるコウキが、すごくいいアクセントになってると思います。男の子はほんとバカだな（笑）

大吉はいいヤツです。なにがいいって、子供と接するときに、子供と同じ目線に立って物事を考えているような気がするから。上から一方的に何かを押し付けるんじゃなくて、自分が子供のところに降りていく。無意識に。これって子供に対してだけじゃなくて、大事なことだよね。言うは易し、だけど。

大吉とりんは、両親、コウキとコウキママ、パパさん友達、仕事仲間など、多くの人に助けられ、そして助け合いながら日々を過ごしていきます。そんな日常を、ニヤニヤと顔をほころばせて見るのもいいもんです。

あと、この作品にはちょっとばかり懐かしさを感じるシーンがあります。風邪引いたときのみかんの缶詰とか、乳歯が抜けかけているとき、親が糸で引っこ抜こうとしたり、とかすごく懐かしかった。うん、でも、缶詰は黄桃の方が好きだったな。