aitatesoka さんの感想・評価
3.4
物語 : 4.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
コイツは難解だ・・・が見終わった
難解なアニメと言えばエヴァンゲリオンを思い起こすが、この作品も人を選ぶ難解なアニメと言って間違いないだろう
作品が放送されたのはエヴァ放送から約3年後の1998年。
ウィンドウズ98の発売の年で本格的にインターネットが普及しだした時期でもある。
もっともこのころのネット環境と言えばアナログモデムでのダイアルアップ接続が一般的で現在当たり前のように我々が共有しているブロードバンドネットワーク環境は若干先の話だったころである(商用ADSLの常時接続サービスは翌年8月から)
そんな時代に作られた作品なのに現在のネット環境を予見していたかのような表現と、当時はTVアニメ製作では珍しかったCGを駆使した画面構成に驚きの目をもって視聴している
それにしても難解である。現在半分ほど見終わったところだが序盤の意味不明感は強烈で何回見てもよく分からない。
現在ネットで情報を収集しながら見ているところで、理解する事に苦労している最中である
したがって視聴終了後自分の中で精査できたら続きを書こうと思う
----------------------------------------
見終わったんだがやっぱりよく理解できなかった
まずこの作品で注意すべきは視聴者が知りえる事柄と見ている視点が主人公とほぼ同じで物語の進行中は主人公が理解した事のみしか分からないと言う事だ(例外はもちろんあるが)
基本的に世界を構成するのはワイヤードといわれるサイバー空間と実態をともなうリアルワールド(現実社会とは微妙に違う?)の二つで最終的に二つの世界を隔てている壁を崩す事になるのが岩倉玲音という少女の形をしている何者かであると解釈した
(登場する勢力はどれも主人公の力の覚醒を利用、もしくは監視している者達であり序盤はそれらに翻弄されている状態を描いているのだろう)
しかし壁を崩すことは世界の崩壊と捉え最終的に主人公はネットワーク上に偏在(どこにでもいると言う事)する存在となって二つの世界の秩序を見守る存在となり自らの存在を消去した世界を構築する事で世界の秩序を守ったのだろうと思った
(その後、自らを新しくインストールしたようだが)
この解釈が100%正解だとは私自身も思わないがとりあえず無い頭を絞って自己完結したのでこれでよしとする事にした
注:ネット上の情報によると物語上に登場する"レイン"と呼称される個性はひとつではなく4つほどに分かれているらしい、外見上ではなく性格表現でのみ区別をつけなければいけないのでこれも視聴者を惑わせる要因のひとつとなっているようだ