オパマ さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ガノタは、観ずにはいられまい。続きが楽しみでたまらない。
ガンダムUC第5話、劇場にて観覧。
原作はアニメを楽しむため敢えて未読。
1~3話はガノタ的には神アニメ。
んで、前回の第4話。
かなりの消化不良に感じる。
・理由として、{netabare}オードリーに対するリディの言動が唐突過ぎ、感情移入できないこと。
・バナージがタラップで一度すれ違っただけのジオンの少女を救うことに固執した展開に自然な流れを感じないこと。
おそらく小説版では丁寧に各キャラクターの心理を描写しているだろうが、あの尺の長さでは詰め込み過ぎで、原作未読の視聴者には説明不足。
だがしかし、今回観た第5話は、第4話の不条理さをカバーし、各キャラクターの言動を整理。
物語の着地点を示している。
4+5話セットで一つのエピソードと感じる。
そのため4話でがっかりして見放した人こそ、是非5話を観て欲しい。
振り返ると、バナージは3話までで、自分に関わった人達を失い、情緒不安定になっている。
だが、思春期の少年があんな状況に巻き込まれたのなら仕方ないとも思える。
それらの影響からか、第4話での彼の言動には現実を受け入れられない子供の甘えに見えてしまった。
クライマックスでの「殺す殺さないの葛藤」はイライラさせられたし、戦争の只中で博愛主義を貫こうだなんて、どこかの小隊長とナウシカみたいな彼女と同じで、薄っぺらい。
「ジョン・レノンでも歌ってろよ」と突っ込みたくなる。
そう、第4話はフラストレーションが溜まる一方の物語だった。
納得できたのはバイアランがカッコ良かったコトくらい。
だがしかし、今回の5話で4話の負の部分が反転し、主人公として一本筋が通った応援したく成るバカにバナージクンは成ってくれた。
オッサンブライトが背中を押してあげたコトも大きい。
極めつけはラストのサイコフレームの共鳴現象シーン。
「感動してくれ演出」だと解っていても、ジンワリと来てしまった。
{/netabare}
その他の評価として、美麗な作画は勿論、旧作ファンへ向けてのサービスキャラ&モビルスーツ達のオンパレード。
UCを観ずしてガノタは名乗れまい。
DVDが出たらもう一回観ないと、政治的な話や細かな演出は一度の視聴では拾い切れない。
そのくらい「濃い」作品。
グッジョブだよサンライズ。
AGEでこけても気にしない気にしない♪