plum さんの感想・評価
3.2
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
なかなか考えさせられる作品でした
普段、そこにあるのが当たり前のもの。
そこにいるのが当たり前のもの。
当たり前すぎて、その大切さを忘れてしまいがちなもの。
忘れちゃいけないもの。
最終回が終わったとき、自分にとってそれはなんだろうと考えた。
いや、考えさせられた作品でした。
主人公であるお姉ちゃんは、かなり性格が歪んでみえる。
だけど、この子にはとてもリアリティーを感る。
この子のような思いは、今の中高生には多いような気がする。
一方弟は、無邪気で明るくて、家族想い。
多少うるさく感じるときもあるけれど、まぁ小学3年生だし仕方ない。
愛嬌の範囲です。
こんな二人が、外出先で震災にあい、縁のあったマリさんとともに、
家族の下へ帰宅するまでを描いた作品です。
主人公の成長を描いたもの、とは思いません。
あなたの大切なものは、あなたの周りにいつもあるんだよ。
そんなメッセージを投げかけられました。
最後2話は鼻水…じゃない、涙なしでは見れません。