minisaku さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
人を殺すのは通り者に当たるようなものだ
京極夏彦 原作、 昭和初期、戦後の日本を舞台にしたミステリー作品。
ちょっと大人向けな感じですね。 全13話+番外編1話です。
ストーリー構成や小難しい用語の説明など、理解しづらい部分も
多々ありましたが、なかなか面白かったですw
内容としては、匣に手足が詰められた連続バラバラ殺人事件を中心に
物語は進んでいくのですが、 様々な事件、事柄、人物などが
複雑に絡み合って 一つのストーリーを作っています。
はじめは、何の脈絡もないように展開していく物語が、
終盤に向けて 綺麗に繋がっていくのは面白い。
最終話で、全ての謎も ちゃんと明かされるのでスッキリでしたw
ただ、人物や人間関係に対する説明がほとんどなかったのは残念。
原作は1000Pを超える長編小説らしいのでしょうがないけど、
人物描写は薄かったな...
あと、時間軸が前後に移動したり、複数の登場人物の視点から、
それぞれの主観によって事件が語られていたりするので、
少しわかりづらい内容だったと思います。
続けて見る分にはいいんですが、間隔を空けて見てしまうと
頭の中を整理するのが大変になるのでご注意をw
本作は一気に見るのがオススメです!!
まぁ全体的に暗い雰囲気ですし題材が猟奇的な殺人事件なので、
見る人を選ぶ作品だと思いますが、ミステリーが好きな人なら
わりと楽しめるかなって思いますw
アニメも悪くなかったですが、自分は原作を読みたくなりました!!