安芸音 秋 さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 2.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
なんでか知らないけど面白いんです!
セイバー、エル狩、逮捕、天地無用のスピンオフとこの時期のアニメって今なお語られる名作が多いわけですが、その中でも特にハマッていたのがコレ
幼女(笑)といっても差し支えないだろう年齢だった私には全然理解出来るわけもなく笑・・・それでも『SF』というものにキチンと触れる切欠をくれたのがこの作品ではないでしょうか?
先日(といっても去年春頃)BDのBOX購入してちょこちょこ見てましたが、やっぱり色褪せない名作ってあるんだなぁ・・・と嬉しい実感
☆物語
巻き込まれ系にしてハーレム物と言ってしまえばそれまで
前半はラブコメ全開で、その割には人物の描写が甘い印象
今のアニメだとその辺りが割りと緻密に描かれるんですが(逆にその辺りに力を入れすぎて本編おざなりな作品も多いですが)、この作品に関してはそういった感情移入はあまり期待できません
この作品の根幹は、『それぞれの正義』だったり『なんの為に戦うか』だったりだと思うの
後半は一気にシリアス臭が高まりますが、合間合間でギャグ回挟んでみたり・・・絶対2クールじゃあ決着つかないストーリーなんですが笑、無理矢理終わらせた感じですね
謎は謎のまま全然決着はつきません(映画版でもつきません)
伏線なんてはったらはりっぱなし、特に回収もされません
こうやって今見返したら、突っ込み要素満載なハズなんですが、それでも惹きつけられる『超個性』を持った作品
☆声優
ルリルリ役の南央美さんが、最近妄想ゆーとしてこれゾンに出てましたね笑
いや、はい、それだけですが笑
☆キャラ
速攻退場が多い割に、別段その死も気にならなかったりするんですが笑・・・山田が死んだ時、「えっ?」っとなった人も多いはず
明らか準主役級に活躍するであろう彼が3話であっけなく逝った時は呆然としました笑
それでも主人公及び物語(特にゲキガン的意味で)に大きく影響を与えた功績は、非常に大きかった気がします
キャラの個性って意味では秀逸な作品だと思います
あの頃は今で言うキャラ萌えの黎明期だった気がしますし、ルリルリなんかはツンデレロリの足掛かり的な存在だったんじゃないかなぁと思います(知名度的に)
☆作画
崩れます
今の「ちょっとでも作画崩れたら嫌だぜ!」な方は受け付けない具合
作画監督の匙加減でキャラの顔面まで変化します
戦闘もそんなに迫力あるわけでもないです
それでも何故か憎めないのは、あの団栗眼のせい?
あっ、でもその団栗眼も作画監督の匙加減で普通の眼になります
あじゃぱー
謎は謎として物語を如何に楽しめるか、です
ちなみにハッピーエンド好きな方やロリロリなルリルリが至高な方、アキトがいっぱい活躍しなきゃおもんない方は映画版見なくてもいいかもだと思うよ