ものぽらいざ さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
TRUE ROUTEの感想を分離しました
再放送が始まったので、見落としがちな気に入ったシーンを書いていきます。
【1話】
麦茶をつぐシーン。一見無意味な行為が分岐点となったことを示すためにズームアップした演出が良い。
桐乃が京介の部屋で探し物をしているシーン。これは後で、黒猫の書き下ろし漫画で再利用される。
最初に夜中に桐乃が京介を起こして、自分の部屋に招き入れる。その時、移動収納棚が空っぽで、ベッドの上に物が沢山。エンディングでベッド上の物がその棚にきちんと整理されていて、その棚を押す時の力感がカラの時と違う。
【2話】
お茶会のプレゼント交換で、桐乃の持ってきたプレゼントが「メルルのDVD or BD」で黒猫は「猫耳カチューシャ」なのかな?!この猫耳カチューシャも後ほど再登場。桐乃が持っていた「マジックハンド」はもちろん。
沙織が帰り際に振った手に、桐乃が満面の笑みで振り返すシーンは観ていても気持ちが良い。
1話に続いて、桐乃は夕食をほとんど食べずに食器を戻す。食べ物を粗末にしてはいけません!?
【3話】
まさに最終回演出。京介がタイトル名をセリフで叫び、エンディングへ。
その直前に、麦茶をつぐシーンは1話とは描き方が異なる。これはこのあとの展開が分岐ではなく、必然であることを示している。
【4話】
京介とあやせの初対面のシーン。所謂、一目惚れですね。
痛車の書き込みが素晴らしい。
EDでビッグサイト周辺の夜の風景を選択して、祭りのあとの雰囲気を出していて良い。
【5話】
早見沙織演じる新垣あやせのコミケのヤンデレシーンは見事。
京介があやせに携帯をかけて説得するシーンで、夕暮れの太陽が動いているのは、このアニメの特徴的な演出方法。些細な動きを大げさにすることで、このシーンの持つ意味合いを際立たせている。特にこの5話では何箇所か動かない太陽や月が出てくるので意味合いがより強まる。
公園で仲直りするシーンで、桐乃とあやせの各々の通学バッグにキャラ違いのキーホルダーをつけていて、仲直りしたい気持ちを表している。
【6話】
アバンで黒板に10月28日金曜日と書いてあったので、2011年なんだぁ。
OPの田村家の紹介で、ニコ動コメントのような演出は面白い。
就寝前に、桐乃が京介の部屋を足蹴にする音と、田村家の電気を消す音を連動させていてコミカル。
就寝シーンで、京介が真奈美に家に来るかと言った後に窓の外の雲が動きが、そのイベントが今後に発生することを暗示し、最後の桐乃のコメントがそのイベントでの感情を表している。
【9話】
桐乃、黒猫、沙織のそれぞれの自室に同じ写真があり、特に最後の黒猫が珠希に向けたセリフ「私たちと同じ世界に住む友達よ」はいい。
珠希のセリフで「メルル」。めちゃくちゃ可愛い。
脚本が原作者だけあって、京介に対する桐乃のセリフに愛が足りない。^^;
【10話】
何と言っても、あやせの右ハイキック。いきなり蹴りが入る瞬間から始まり、京介のきりもみ回転。キックの凄まじさを示す演出は素晴らしい。
【11話】
「クンカクンカ」も含めた黒猫の書き下ろし漫画のシーンは本作品の中でも最も秀逸。桐乃の京介への感情を引き出しつつ、京介の不機嫌の元もネタとして含めている。
黒猫が京介に迫って、桐乃が不機嫌になりペットボトルを振り上げるシーンでペットボトルの中身の量がおかしかったが、今回の再放送では修正されていた。