tanu さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
(47歳家庭持ちおじさんの感想)いい線いってるけど、最後のオチは許し難い
綾辻行人による日本のホラー・ミステリー・サスペンス小説を原作としたアニメとのこと。
原作を読んだことはないのですが、評判の高い小説のようなので、ホラー・ミステリー・サスペンス小説をアニメというメディアでどのように表現するのかを楽しみにして観賞しました。
ホラーという観点では70点。
夜中にひとりでホラー小説を読むときの後ろを振り向けないような怖さや、あまりにもストレートな実写映画の直接的な怖さと比較すると、どうしてもアニメの怖さは劣ります。頑張っていることはわかるのですが、アニメというメディアの限界も感じました。
ミステリーという観点からは60点。
{netabare}
最終回で謎は解けるのですが、「えっ、それ何? どういうこと? ○○と××が同一人物だったの?」…あまりにも予想外の結末。原作も同じオチで「叙述トリック」なのでしょうが、アニメは小説と違って、顔も見えるし声も聞こえているのに、これはさすがにちょっとひどくないですか?
玄人受けはいいのかもしれませんが、こういう話に慣れていない私には、それはないよ、そんなことしたらなんでもありじゃないか、となります。
今になって思えば、伏線を張った部分があることはあるのですが、これ、原作を読んだこともない人に気付くことができるのですかね? 私が鈍感なのでしょうか。
{/netabare}
他のアニメとは毛色の違う作品で、楽しめることは楽しめますが、最後だけが納得のいかないままです。