にゃんにゃ さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
8番目の英雄。彼の希望と絶望の先に現れる、無気力で平和な世界。
古より伝わる聖杯伝説。
その盃を手にしたものは、どんな願いもその手に納める事が出来るという。
その聖杯を求め、過去の時代に刻まれた7人の英雄達とそのマスターが、いま集った。
そして、聖杯を争う戦いの火ぶたが切って落とされる。
これは第一作目「fate stay night」に至るまでの物語。
分割2クールなので、まず1st seasonからどーぞ。
2nd seasonのレビューを読むのはそれからだw
1期よりはもりあがったと思う。
が、バトルシーンが多くて退屈な回も多かった。
登場人物が多い割には、それぞれのキャラの掘り下げは、なかなかよかった気がする。
けど終盤、キリツグが悩みぬいた末に大きな決断をするわけだが、それに至る描写が納得いかない。
あんな陳腐な例え話で納得出来るかw
一番大事なとこじゃん。
あれだけの歴代の英雄たちが出てくる中で、その誰にも共感すること無く、「僕が世界を変える」と言い張るんだ、キリツグは。
つまり自分が本当の英雄になると。
そして、その一貫した意思を持ってずっと戦い続けてきたのに、最後萎えちゃうわけでしょ?そこしっかりやんないと、今までの頑なな想いはなんだったの?ってなっちゃう。いや、なっちゃった。
結末が決まってるから本筋を変える訳にはいかないにしても、雑すぎる。
一番大事なところで、名シナリオが浮かばなかったかーww
とりあえずよかった所挙げようww
やっぱり1期から変わらずイスカンダルとウェイバーがメインになる回。
かたっ苦しい話は抜きにして、イスカンダルかっこよすぎ。
イスカンダルが絡んでくると周りのキャラまでがガラッと変わる。
ギルガメッシュとか普段はただの厨ニなのにね、ここぞとばかりにカッコいい事言いだすんだよねw
その回だけ別の人がシナリオ書いてんのかって思うほど、全てがよくなる。
全体通して暗い話の中で、この2人の回だけは、ちょっと明るい。
心が和むとまでは言わないが、小休止にはもってこいなのかもしれない。
そういった点でも、この二人の功績は大きいかな。