7でもない さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
タイトルなし
BS12の日曜アニメ劇場で10年くらい前に録画した宮崎駿の
ホームズと青いルビーを観た
トムス制作、実際の製作はテレコム
ストーリー46分の短い時間の、しかも2本立てだって事にまずびっくりした。
19世紀のブリトン・倫敦の石畳の路に、生まれたての自動車、馬車、オーパーツな飛行機、そしてドレッド級が出る前の19世紀風の、ちょっとタイタニックに似てるエレガントな戦艦もでてくる。
丸くてかわいらしい線でキャラも19世紀のメカも、ユナイテッドキングダムの背景も丁寧に愛を込められて書かれてて、アクションも分かりやすく、飛行機が綺麗な曲線をゆったり描いて動くのも見てて気持ちよい。
また46分2作品の中に、2回ティータイムが描かれていて、いつもの宮崎食事アニメ―ションが振る舞われる。目のごちそうだ。
この作品には全体的に彼の西洋への憧れが詰まってる。他の作品を見ていても感じたのだが、宮崎駿という人物は西洋への憧れと、日本への郷愁のバランスが非常に健全な形でバランスが取れてて、共感してしまう。
また田中真弓!が演じるスリの少女がエプロンドレスを着て、飛行機の上でアクションするんだけど、スカートとその中のペチコート、ドロワーズが風でひるがえる姿を1枚1枚描いてて、あーこの人やっぱめっちゃフェチだなあと思った。
ただ、擬犬化されたシャーロック世界中のキャラの中に緑色や紫みたいなのがでてきて、キャラの配色のセンスはあまりよくないと思った。同じ緑色でも、色味を調整したら普通に魅力的になるかもしれない。
おわり。
視聴、感想
2025/03/10