やまげん さんの感想・評価
2.6
物語 : 3.0
作画 : 2.5
声優 : 2.5
音楽 : 2.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
納得感なし
原作は読んでいない
キャラ造形やキャラの関係性の変化具合、セリフなどから、ちょっと文学寄りなアニメかなと思った
ただ、ちせが兵器になって戦場で戦うというSF要素も入っている
{netabare}しかし、SF要素については描写が稚拙かつ説明不足(たぶん説明する気がない)
特にちせが兵器になるくだりは、兵器化の仕組みも理由も過程も一切説明されない。そのあたりは前提として話を受け入れてくれということなのだろうが、スルーして受け入れるにしては重大すぎる設定なので、受け入れがたかった
また、戦争の描写も現実感が薄かった。敵は誰で、なぜ攻撃してくるのか、といった説明は一切されない
戦争を主体として描きたいわけではないことはわかるが、いくら何でも設定が雑すぎる
ちせやシュウジなどの登場キャラが抱える葛藤は、戦争が起きていることに起因するものも多いはずだが、肝心の戦争がこれではキャラの葛藤も真剣に考える気になれなかった
最後は救いがあまりないような形で終わった。救いがないという結末には賛成も反対もしないのだが、地球にいったい何が起こったのかが全くわからないので、やはり真剣に考える気にならなかった。隕石の衝突でもなんでもいいから、最低限物語として納得感が欲しかった{/netabare}