Mi-24 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
戦えば人が死ぬが、戦わなくても人は死ぬ
優秀だが問題行動も多い、軍のはみ出し者達。
彼らに戦争の行方を左右するキーアイテム(ニュータイプ用ガンダム)の奪取命令が下った。
しかしそれは、奪取部隊の全滅を前提とした非情な作戦だった...
戦争映画での定番の展開。
定番になっているのは面白いからであって、本作も例に漏れず熱い展開で面白い。
見所はやはり「民間人の少年アル」の、心情の変化だろう。
中立国「サイド6」にいるアルは、戦争・戦闘に関しては「戦争ごっこ」と同等の認識しか持っていない。
非日常の刺激を求めてジオン兵に協力するが、ジオン兵の活動で自分の生活圏が破壊されていく。
ラストでは、必死になって倒そうとしたガンダムに、最愛の知人が載っていた事を知る。
見所があって、中々いい話しだった。
特殊任務に就くジオン兵達も、何があっても死なない不死身のスーパーヒーローではなく、どんなに頑張っても限界がある“生身の人間”なのが良かった。