ももも さんの感想・評価

4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態：観終わった

十分楽しめた二期

ストーリー物、しかも推理風味なサスペンスの二期。
完全に一期見た人向けです。

個人的にしばらく放置してたこともあり作業しながら割と低めなテンションで見始めましたが、途中で一期から見直して、最終的にキャラの名前を覚えちゃうくらいには楽しめました。
よくあるアンケート風に言うと、「あなたはこの作品を人に勧めると思いますか？」にはいと答えるくらいにはハマったと思います。

二期のストーリー的には「2.5次元舞台編」と「PV編」ってことになるんでしょうか？
章ごとのストーリーがありつつ、本筋のサスペンスがちょっとずつ進み、更に各キャラクタの物語が進んでいきます。
こんだけ色々詰め込んだうえで見れるってのは、一期でも感じましたが構成・構築の妙というか、ストーリーの職人芸っぷりがすごい。
ただバラエティに富んでいる為に各話の余白が少なく内容が詰まっているというのはデメリット？もあって、舞台編については既存のお気に入り作品（SHIROBAKOとかアクタージュとか）思い出したりして、パンチラインというのか、見どころが詰まっている為に既視感がちょっとあったかも。
独自性って余分な場所に出るものですしね。

推理モノというかミステリな部分については、あとから{netabare}新キャラ{/netabare}が結構出てきたりとか、一期と比べて個人的にはちょっと後退した印象でした。ジャンルを言うならサスペンスのが合ってると思った。
ネタバレっぽい部分には目を滑らせつつwikipediaを見たら、原作では話の合間に関係者が過去を振り返るような感じで、インタビュー形式の読者ヒントっぽい幕間劇が挟まるんだそうです。
アニメではここをバッサリ削ったそうで、だから推理モノ感が無くなったというか無くしたのかもしれません。

・続き物
・内容がバラエティに富みすぎている（良い悪いではなく）
という点で、感想を書くにあたっては正直感想タイトルが一番悩みましたｗ

2026年確定済みの三期も楽しみですし、見終わったらセールチェックしつつkindleで単行本も買うと思います（自分は原作未読の場合はアニメ→原作の順で見る派）。そのくらい楽しめました。