蒼い✨️ さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ドラゴンボールZの人気要素の再利用。
【概要】
アニメーション制作:東映動画
1991年7月20日に公開された47分間の劇場版第8作目のアニメ。
原作は、『週刊少年ジャンプ』で連載されていた漫画作品。
著者は、鳥山明。
監督は、橋本光夫。
【あらすじ】
ナメック星でフリーザを倒して地球に帰還した悟空は平和な日常を謳歌していた。
息子の悟飯や仲間らとキャンプを楽しんでいると、
フリーザ軍に似た三人の戦士に襲撃された。
彼らクウラ機甲戦隊を相手に勝っていた悟空であったが、
フリーザにそっくりなクウラの姿に動揺して、
悟飯をかばってダメージを受けて戦闘不能になってしまう。
ひとまず身を隠して悟空の回復のために悟飯はカリン塔に仙豆を貰いに行く。
悟飯はクウラ機甲戦隊に発見されてしまい、そのピンチを救ったのはピッコロだった。
【感想】
時系列はトランクスがフリーザ親子を倒して未来に戻ってから、
人造人間がやってくるまでの修業期間の出来事なのでしょうね。
ドラゴンボールシリーズを象徴する最高の悪役がフリーザなわけでして、
正史には組み込まれてないもののフリーザの兄という設定でキャラを再利用したのですから、
これが盛り上がらないわけでして、でも北斗の拳では、
後付けの兄のカイオウがキャラでは弟のラオウの劣化版であったのと同じで、
性格は違うものの、これもフリーザの二番煎じキャラであるのは否めませんね。
でもまあ、強者である説得力を持たせるには十分なキャラ付けであったので、
ドラゴンボールの映画での敵キャラではやはりトップクラスではないかな?
あと、ザーボンを演じたイケメンボイスの速水奨氏を、
クウラの部下のサウザー役で再利用したのもよかった。
やっぱりアニメはキャラの魅力ありきで、
ストーリーの捻りは二の次であると思っている自分的には今作は成功だと思っています。
悟空が超サイヤ人にならない状態でフリーザ最終形態と同格であるクウラに抵抗出来たり、
フリーザの最終形態より変身回数がひとつ多くて圧倒的に強いはずの最終クウラが、
超サイヤ人モードの悟空に全く歯が立たなかったり、気になる部分は結構ありますけどね。
あとクウラとの戦闘も面白いと言えば面白かったけど、
フリーザ戦の展開のそのまま繰り返しじゃないの?と突っ込みたくなったり。
まあ、当時のファンが劇場で盛り上がればそれで良しで、
ヒーローショーは顧客が求めているものを出せば正解ということですね。
これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。