蒼い✨️ さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
日常回。
【概要】
アニメーション制作:studioぴえろ
2023年7月21日に公開された58分間の劇場版アニメ。
原作は、赤塚不二夫の『おそ松くん』
監督は、山口ひかる。
2008年に永眠した昭和の大御所漫画家・赤塚不二夫先生の、
「おそ松くん」60周年×「おそ松さん」6周年を記念したアニメ作品第2弾。
【あらすじ】
「おそ松くん」の未来という設定で、松野家の6つ子兄弟は、
令和になっても全員が親のすねをかじってニートを続けてきた。
『僕たちに生きてる意味あるのかな?』
『無い』
と自覚しながらも無職生活を止められずにいた。
『たこ焼きを作ろう』
そんな日常の中で十四松が意味もなく発した一言から、
松野家でたこ焼きパーティーを開催することに。
トト子が参加することになって、更に橋本にゃーも来て、
張り切っちゃう6つ子。
呼んでもないのにチビ太、イヤミ、ハタ坊、デカパン、ダヨーンも来て、
賑やかなたこ焼きパーティーになる。
更にはお泊り会にトト子と橋本にゃーが参加することになり、
DTを捨てるチャンスと良からぬことを企んでしまう6つ子なのだった。
【感想】
今回は、「おそ松さん」のキャラの日常にスポットライト当てたものかもしれません。
父親から金を盗んだりの問題行動で6つ子のキチガイっぷりが戻ってきたりで、
酷いなあと笑いつつもキャラの関係性和やかなシーンが多めで優しさを感じます。
と言っても6つ子のせいでいろいろと台無しになったりするのですが、そこはそれ。
性欲全開で女性キャラに良からぬことをしようとしても、
いざというときにはヘタレでチキンだからこそ6人揃ってニートでDT。
やっぱりキャラを固めてきての人情ドラマとくだらなさを絡めて、
お話を作る方向性にシフトしたのかもしれませんね。
たこ焼きパーティーとお泊り会を経てリフレッシュして、
いつもの日常に平然と戻って元気に頑張っている他のキャラの面々と、
トト子のエンドレス徹夜に付き合わされて、
ただしんどかっただけで終わってしまった6つ子。
同じ状況に追い込まれての違いに、ニートとそうじゃない人間の温度差?
そこらへんの機微を、この映画で描きたかったのかな?
前作の映画が心底つまらなかったのと引き換え、
楽しめる部分が多くて持ち直した今回ですが、
1時間の長さだと終盤に若干飽きてきたのが気になりはしました。
これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。