蒼い✨️ さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
これでいいじゃないのだ!!
【概要】
アニメーション制作:studioぴえろ
2020年10月13日 - 2021年3月30日に放映された全25話のTVアニメ。
原作は、赤塚不二夫の『おそ松くん』
監督は、藤田陽一。
2008年に永眠した昭和の大御所漫画家・赤塚不二夫先生の生誕80周年を記念したアニメ作品。
【あらすじ】
高校を卒業して進学も就職もせずに全員が駄目なニートになってしまった、
松野家の6つ子の兄弟のおそ松、カラ松、チョロ松、一松、十四松、トド松。
そのまま無為に数年が経っていた。
高校の同級生は働いて結婚をして、ちゃんとしている現実が、
6つ子はそれでも前に踏み出せない。
成人しても働かずに親の金でパチンコに行ったりぶらぶら遊んでるニートになっていた。
イヤミ、チビ太、トト子、ハタ坊、デカパン、ダヨーンなど、
おなじみのキャラとの関係は続いていて、毎度毎度過激な騒動が巻き起こる。
親の脛をかじり続ける無職童貞の六つ子の仲が良いのか悪いのか微妙な関係を軸に、
日常話や事件が繰り返される日々であった。
【感想】
やり過ぎて反応に困る類の過激なギャグ路線で話題になったアニメのおそ松さんも、
マンネリ防止なのか過激さのインフレに限界を感じてきたのか、
3期ではお話の方向性が変わってきた気がしますな。
コンプライアンスがどうのこうのと3期第1話で言っていましたが、
6つ子達がニート生活を続けてきて焦りを感じていて常識をある程度身に着けている。
等身大のニートとしての内面を掘り下げてのキャラ付け。
おそ松さんの世界ではある女性キャラに子供ができていたり、
登場人物が年齢を重ねていっての変化?によってウェットな部分が増えて行って、
それを人情路線と捉えるべきなのでしょうか、
カラッとしたバカバカしい衝撃的なお笑い路線が1期ではウケてたんじゃないの?
そこはそれとしても、個人的に気に入らないのが新キャラのシャケ&ウメという、
6つ子をサポートするためにやってきた双子のAIロボットが本当につまらない。
破天荒なおそ松さんキャラに対するツッコミも芸として成立してないですし、
機械が自我に目覚めて人間らしくなる話?
3期の裏主人公として結構な話数を用いているのですが、
最後の最後まで本当にネタとしてつまんなかった。
1期が一番面白かったと言われているおそ松さんを、
2期でも結構楽しめてた自分としてもギャグで心を動かされなくなった。
普段バカやってる連中がたまーにいい話をするからいいのであって、
この全体に流れる勢いのなさと湿っぽさはあかんということで、
破天荒路線に原点回帰して欲しいなと思いました。
あと、やっぱりAIロボットは本当に要らない子なのでどうにかして欲しい。
おかげさまで名脇役なはずのイヤミの出番が大幅に削られていますしね。
これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。