fuzzy さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
物語としてみるかアートとしてみるか
難しい。。
でもアニメ映画としてだと大半が?っとなる気がする。
ただこれを作れる監督が何人いるかと聞かれるとやはり天才なのかなとは思う
〈お話〉
お話は今田耕司さん笑が蘇って893らしきものにリベンジするとこまでは引き込まれる
が、あとは白鯨かなと。
鯨の中のアート大会は全員でやっているが誰がみるのか
虹は雨と光とそして見る人がいて成り立つ
のように
全員でやるともうこうなってるでしょと脳内再生して演じているのかとなんかメタ的に思う笑
脱出してからのこうだったかのような描写
その後もなんか似たような描写となんか冗長
〈作画〉
ちょっと実写とアニメ絵の中間のような手法がたまに出る。
またカイバやピンポンのような下手ウマといっては失礼だがそういった作画が大半
通常の新海誠作品のような整った作画であれば、少し絵が崩れると作画崩壊となるが、本編はそもそも崩れたようなラフのような作画がメインにもあるので、こうなると作画が崩壊する云々にとらわれずやりたい事を表現できる気がするのが上手いなと。
鯨の中でのアート大会はキャラの作画の崩れに囚われずこう表現したいが先にありあり得ない色を当てたりして自由に表現している。
コンテンポラリーダンスのよう
ここや脱出した後の世界を短くすれば話的にもう少し詰め込めたかと思うが、
そこらのシーンはかなり面白いアイディアが詰まっているかと。
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なので一つの完璧なストーリーの作品というより
冒頭の話をベースに好き勝手やったという感じ
しかしこの後のかな?カイバ、ケモノヅメ、四畳半、ピンポンなどで
ここで実験したものが出ている気がします。
※私は苦手な日本沈没と犬王のダンスシーンもよぎったけど。。
なのでまぁやっぱすごいなぁという感想でした。
一般の視聴者に。。というより
オファーする製作陣や
ものづくりをする人たちへの見本市でもあったのかと。
声優もあってたかな
今田浩司、坂田利夫、元ドンドコドンのぐっさん、藤井隆と吉本勢勢揃いはじゃりン子チエを彷彿
女性陣も良かったかと。
湯浅監督作品が好きな人でルーツを観たい方向けかな。