kinsan さんの感想・評価
2.4
物語 : 2.0
作画 : 2.5
声優 : 3.0
音楽 : 2.5
キャラ : 2.0
状態:途中で断念した
3話で離脱
日本のおっさんが、乙女ゲームの悪役令嬢の「グレイス」に転生するお話。
乙女ゲーの悪役令嬢に転生ものとなると、「はめふら」と比較になってしまうのだが、他の似た作品と同様であまり目新しさは感じられなかったのが残念。
異世界転生のお約束の現世で得られた知識なり技術で無双して、褒めたたえられるのは、もう正直見ていてつらい気分になります。その現実知識が「そろばん」であったりすると、「本当かよ」という感じです。中世ヨーロッパあたりの時代背景のようで、かなり高度な建築物が建てられていますが、建築物一つとっても高度な数学や物理学等の自然科学的な知識が使われているはずです。(あっ、ゲーム内でしたね・・)
また、主人公は公務員のはずですが、いまどき肘まである手袋をしてそろばん使って仕事をしている役所はあるのでしょうか。そのあたり、ちゃんと調べもせず適当に思いついたことを書いているだけのように思えます。
ミヤマクワガタが昼間に飛んできて男性キャラにとまるのも違和感があります。(そんなことあります?)それを怖がる男性とそれを手で取って魔法で森に返す主人公グレイス、それで好感度がアップ(の効果音)・・と、安直すぎて正直正視に耐えられないシーンが続きます。好感度アップの効果音も耳障りです。
その反面、中世貴族っぽい作法は、体の方でちゃんと覚えているし、中のおっさんのやりたいことは、自動的に変換されて女性として求められるふるまいになるという、超ご都合主義。
ヤカンの注ぎ口が壊れて修理をお抱えドワーフ職人に直させるが、その描写もおっさんが独り言を言っている間にあっという間に元通りという、ついでにそろばんもあっという間に完成と、あげたらきりがないですね。あと、どなたかもいっていましたが、おっさんが少女に転生するとした時点で気持ち悪い。
あにこれで評価が高かったので、期待してみましたが、ただの娯楽としてもちょっと見続けるのは苦しいので、3話で離脱します。