easy さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
娼館を躊躇なく楽しむ元プログラマー、主人公29歳・分裂症気味モノローグについて
【グリザイア:ファントムトリガー】第4-5話、ムラサキ編
ニンジャ夜這い(失敗)オチとなるシーン削除版であったため、
本作第5話:10:55-、なんとなく思い出し、記す。
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【分裂症気味の喋りについて】
・第4話:19:00-
多少なりとも落ち着いた前世29歳、
鼻詰まりで気持ち悪い作り声の現在15歳、
原作からして分けてないであろうモノローグ(思考)部分を、
フラフラとどっちつかずで喋らせる意味不明な混乱構成。
例を挙げる
「今のと一緒に思い出したことがある
魔王を倒すには、勇者の振るう聖剣が必要だ
上級魔族は魔族の側近にして、神にも近きデーモンロード
だが聖剣は有っても、俺には勇者の称号がない
だから有効打を与えられない
本当にそうか?思い出せ、お前は何の称号を持っている?
『勇者の称号と聖剣が、神にも近き者を倒せるなら、
神を殺す神殺しの称号と神剣に、同じ事が出来ないわけがない』」
何故このキメ顔シーンは『』だけ29歳男性のボイス演出にするのか
キリッとしたいだけか?
…と思ったのだが、これ、実は設定に沿った意味が有るのかもしれない。
※原作完結済ネタバレのため、理由は最後に書きます
【はなづまり】
・第9話:12:28-
クソと思い興味が無くても、此処だけは見てほしい、見るべきだ。
女性を担ぎ、塩の津波から湖を駆けて逃げ続け、
「うーおおぉー(裏声)」作り声が最高潮へ達する瞬間。
息が続かないのか、画面上の動きは続くが、かけ声が終わっている。
飲み物を吹き出すレベル。
繰り返すが、15歳ならべつに前世の落ち着いたトーンでいいじゃん…
ただ、この場面は前述『29歳』喋りが含まれており、
下記『29歳』部分だけはキリッ!とさせている。
全12話中、此処の『そうだ~』が最も締まったセリフのため、
いかに普段の作り声・演技指定に無理があるのかがよく分かる。
第9話:11:42-
「考えろ、考えるんだ!
…水?池か?沼か?どっちでもいい、無駄な思考に処理を回すな!
波を止めるには…防波堤?
『そうだ、壁だ!』(回想:やかんの湯気)
『何を考えてるんだ、こんな時に走馬灯みたいな事はやめろ!』」
【DTどころか娼館も自然に利用する元29歳男性】
女性雇用縛りというなろう奴隷ルールにより、女性ばかりの構成となるが、
「太めが好き(奴隷スルー)」免罪符と合わせ、買春には何の躊躇もない。
コイツはわりと珍しい倫理観。並べられるスマホのアレとは別方向。
【大画面用洋ゲー並に小さな文字】
・このアニメ、ゲームを模した画面構成で『スキル』『称号』等、
何か起こるたびにやたらとログ・ウィンドウ表示させてくるのだが、
表示が1秒程度で消えるうえ、肝心の文字が小さくて全く読めない。
画面を止め、目を凝らし、ようやく見える『称号』等の文字。
どうしろと。私のように画面止めろというのだろうか。
第6話19:00-
と云う事で、タイトル回収の娼館である。
オッサンどもに飲みに誘われ、商売女・複数名相手からお帰り中、
画面左上部『スキル「整体」「性技」「睦言」「誘惑」を獲得しました』
…これ、オチを極小にされたら見えないし、通じないよ。
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以降、主人公ネタバレ
主人公は、並列世界の同一存在を女神が統合・召喚した者、
分裂症気味のモノローグ29歳15歳その中間…といったお喋り分裂症は、
もしかすると、原作設定を尊重した伏線・演技指導なのかもしれない。
並列世界で生きる様々な年代の主人公を合体させた存在なのだから。
ワンシーズンで終わってしまい、全く意味が無くなったわけですが。
蛇足。
当時、即炎上「アイドルマスター(男)」出身とは知りませんでした。
出典入りでちょっと面白かったwikiせんせいの項目。
>自分の声が嫌いだったことから声優になろうと思った。
>「この声で社会に出たくない」、「定職に絶対につけない」と思い、
>高校生くらいの時に具体的に考える。