蒼い✨️ さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
永井豪作品の正統派アニメ化。
【概要】
アニメーション制作:オープロダクション
1987年11月1日に発売された51分間のOVA。
原作は、1972年-1973年に「週刊少年マガジン」にて発表された、
永井豪による漫画版の『デビルマン』
(所謂、メディアミックス作品であり、当時のアニメ版は漫画版とは別物)
監督は、飯田つとむ(飯田馬之介)。
【あらすじ】
繊細で心優しい少年の不動明は、親友の飛鳥了と再会して家に招かれて、
地球には人類が誕生する以前の太古の時代の先住生物の悪魔が眠っていて、
それが目覚めて侵略が始まるとの警告を受ける。その話を疑っていた明は、
蛸のような禍々しいデーモンに襲撃されて、了の警告を受け入れる。
明は了に言われるままに、狂気の方法でデーモンと合体して、
人の心を残したまま悪魔の力を手に入れたデビルマンとなるのだった。
【感想】
原作者の永井豪先生が総指揮ということで、原作者のイメージ通りのアニメ化ですか。
北斗の拳などが良いとされていた昭和末期を象徴するような、
劇画タッチのアニメーションによって、永井豪先生の漫画を忠実に映像化。
ショットガンで粉々に砕け散った悪魔のバラバラ死体や、
サバトでの人体の損壊描写が内臓剝き出しでなかなかにグロイですね。
単行本や、cryng babyで何度も見た展開ですので、
ストーリーでは改めて語ることは何もないですが、
知的なキャラクター役が多い声優の速水奨氏の不動明の心優しい少年演技が、
個人的には新鮮だったかな。それもデビルマンになることで、
変身前もドスが効いた強そうなお兄さんに変貌してしまうんですけどねw
飛鳥了役の水島裕氏も昭和ではゴッドマーズなどでイケメン役が多くて、
売れっ子だったなあと…。そう言えば。
ヒロインの牧村美樹を演じる高野槇じゅんさんは全く知らないですが、
声優としてはあまりうまくはないですね。
グロ系とか人間の狂気みたいな話はそんなに好きではないですので、
点数は高くはつけられないのですが、
演出が尖りすぎている後発のcryng babyはちょっと違うんじゃない?
と思ってしまう派の自分としては、
このスタッフで丁寧に漫画版の最後までアニメ化して欲しかったですね。
これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。