トロール夢民 さんの感想・評価
2.7
物語 : 1.5
作画 : 4.0
声優 : 2.5
音楽 : 4.0
キャラ : 1.5
状態:観終わった
自己評価の低い心の中では饒舌な内弁慶・作品自体は高品質
クラスの女子をズリネタにし、校舎内でも躊躇なくオナる主人公の市川
彼は、歩くPenisとも言うべき健康的な男だが、見た目が幼く色白で、中性的な顔立ちをしており清潔感があるのが特徴だ
男性としての機能は正常だがオスを感じさせず、男女問わず他者から脅威を抱かれにくいパーソナリティだ(裏を返せば侮られやすい)
市川は、他人から拒絶されることを恐れるあまり認知が歪み、予防線を張る意味で自虐的・自嘲的・悲観的な思考に陥りがちだ
見た目だけでなく心理面にも、市川のテストステロン(代表的な男性ホルモン)分泌量の少なさが表れている
市川が想いを寄せる山田は学校一の美女と持て囃される、爆乳の高身長女子だ
この二人が並んだシルエットは言うまでもなく「おねショタ」の典型例だ
作中では回を追うごとにその手の性癖が徐々に表面化し始め、第8話で決定的な形で開陳される
それ以降は、開き直ったかのように、その手の演出が山ほど登場する
本作は中盤以降、ファック・シーンの無いおねショタ作品以外の何ものでもなくなる
おねショタとは磁石のように引きつけ合う、男女間に見られる共依存関係の一形態だ
疲れた男は退行し母体に安らぎを求め、寂しい女は母性をくすぐられる可愛げのある男の面倒を見たくなる(人にも依るが)
それを求めても実現できない場合には、おねショタ作品を見て自分を慰めるのが手っ取り早い解決策だと言えそうだ
したがって、本作に需要があるのも頷ける
ポルノサイトが乱立し、男が逞しくある事を否定され続けた結果がこれだ
今後も暫くは、女が男をリードする類の恋愛ドラマが生産され続けるだろう
山田は糖質中毒状態に陥っており、メンタル面に少なからず問題を抱えているとみて間違いない
例えば、仕事中に職場で隠れてアルコールを摂取せずにはいられない、ハゲの中年男を想像してみてほしい
山田もそれなりにヤバいのだ
ヤバいやつ同士、好きなだけ乳繰り合ってろ!