蒼い✨️ さんの感想・評価
3.3
物語 : 2.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
手癖で作った子供向けの商品ですね。
【概要】
アニメーション制作:東映動画
1986年12月20日に公開された50分間の劇場版アニメ。
原作は、『週刊少年ジャンプ』で連載されていた漫画作品。
著者は、鳥山明。
監督は、西尾大介。
【あらすじ】
グルメス王国ではものすごく高価な紅の宝石のリッチストンが掘り出されるので、
グルメス大王の命令で軍隊が国中を掘り返しては、民衆は生活の悪影響で苦しんでいた。
軍隊の前では村人は無力で、村の少女のパンジは世界最強の武術の達人と言われている、
武天老師(亀仙人)に救いを求めて村から旅立つのだった。
そのころ、育ての親を亡くして一人で人里離れて暮らす孫悟空は、
七つ集めれば願いをかなえてくれるドラゴンボールを集める旅をしている、
ブルマという少女との出会いを果たすのだった。
【感想】
「ドラゴンボール」とは説明不要の有名すぎる作品。この映画は、
原作序盤のストーリーを元にアニオリキャラを数名を絡めて再構成したものですね。
昭和のアニメと言えば鬼籍に入っている声優やアニメ制作スタッフが多いと思いつつです。
一応は東映の看板コンテンツですからセルアニメとして、
アクションシーンには手抜かりなく、クオリティは保証されていたかと。
しかし、ストーリーが薄くてつまらない。
お金に目が眩んだ権力者とそれに従う軍隊は悪で、
もっと大事なものに目を向けようみたいなわかりやすいお話。
これが中国共産党を揶揄してるなら喝采ものですが、作られた時代が時代ですし、
ありきたりなテーマでありきたりな話になったにすぎないでしょう。
あとはドラゴンボールでおなじみのキャラクターの出会いの、
原作やTVアニメのストーリーを再放送したみたいな感じ。
物語の都合上で不必要なクリリンはいませんけどね。
子供向けアニメでもよくできてるものは多いですが、
これは子供だましの薄い話過ぎて、あまり面白くありませんね。
昭和末期の小学生相手には、これでもよかったのですけど、
令和キッズは、「フリーレン」とか「薬屋のひとりごと」とか、
いろんなアニメを見てて目が肥えたりしていますよね。
当時はこれで良かったとされてたものを40年近く経ってから、
あれこれ言うのも本当にバカバカしくて不毛な気もしますけどね。
あと言いたいことは、ED曲の「ロマンティックあげるよ」
歌ってた橋本潮さんが後々で残念な人に成り果ててしまってて、
せっかくの良い歌のはずが素直に評価できなくなってしまったのが、
勿体ないと思ったりしていますw
これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。