wp38 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
人を幸せにする料理
この1に続き2も視聴済。
同じ食事処作品の『異世界居酒屋』も観ましたが、向こうとは違ったテイストで、
個人的にはこちらの作品の方が好みです。
それにこの作品を観るまでは、料理、特に調味料等について特別知ろうなんて思い
もしませんでしたが、自然と興味が湧きその都度調べてみる事が多く、とても勉強
になりました。
キッカケは1の第4話。
{netabare}動物性のものが一切食べられないエルフのお客が来店した話です。
劇中のセリフで、そういったものが少しでも混ざっていると無理というようなのが
ありました。その”少しでも”という部分が引っ掛かりました。
とはいえ微量なら大丈夫なのでは?と勝手に思いましたが、本当に”一切無理”の
様です。
食材はすぐ分かるとして、使うソースや油等にも動物系が混ざっていないかまで気
を付ける必要があり、どうするんだろう?って感じでしたが、意外とあっさり料理
を提供してて驚きました。しかもこれは別の話ですが、彼女らの世界の人達の口に
少しでも合う様にと食材を提供してもらったり試食してもらったりもしてました。
さすがは伊達に異世界人相手に営業してないと唯々感心しました。料理人の鑑。
2でも彼女らの登場回があって、その話の題材はゼリー。
え?もしかしてゼリーもダメなん?って正直思いました。
そこでも興味が湧き調べてみると、どうやらゼリーに使うゼラチンの製造には牛や
豚等の骨から抽出されたものが使われているとか。
それが一般的なゼラチンのようですが、海藻類から抽出されたものもあるとの事。
劇中、彼女らが旅の途中で寄ったお店にて提供されていたゼリーは図らずとも偶然
それで作った物の様ですね。売り子さんの「この間来たエルフの人も美味しいって
言ってくれていた」というセリフと相まってスッキリw
あとはミートソースやマカロニの製造過程等々、他の回の話でも興味が湧き調べて
みたものがあり、数少ない出会えて良かったと心から思えた作品の内の1つでした。{/netabare}
願わくば3以降もアニメとして観てみたく思っています。