アニメアンチ2号 さんの感想・評価
2.2
物語 : 1.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 2.0
キャラ : 1.5
状態:----
ルネサンス式ビジネスモデルの功罪
悪役令嬢シリーズについては割とよく見ており、それなりに楽しめていましたが
いよいよネタ切れ感がクライマックスを迎えたというべきでありましょうか。
単に当方がコメディとの相性が悪いだけと言われればそれまでなのかもしれません。
子どもに感情移入することは簡単ですが、52歳のおじ様といいますか、
本作の主人公の感覚が掴めなくて苦労しています。
中身が現代の常識人代表みたいなキャラ設定でしょうか?
昔々の大昔に公務員を{netabare}やっていた記憶はありますが、52歳の公務員が転生したケースの心中に
ついては計り知れないところが大いにあるとしか言いようがありません。
ギャップが笑いを産むという発想は理解できますが、年は食っても発想や感性が根本から違うと
接点ゼロで、本質的な意味で異世界の事象を眺めている感じがします。
このシリーズがまるでどこぞの貴族に忖度しているようにしか見えないのは
今に始まった話ではありませんが、52歳の公務員が挨拶決めて自画自賛というのは、
上司に媚び打っておけば後は安泰みたいな公務員の本心を晒しているようであり、
そんなんだから「税金分ちゃんと働け」と納税者から小言を言われるんだという話であります。
結局公務員は裏方的存在なので、いい年したおじ様が主役を張るにはいろいろと無理があり
例えばかつて側近だったが後に都知事落選運動の先頭に立ち精力的に活動してるような
男気ある有志ならば兎も角、ただ普通にそこにいるだけみたいな人が出張ってきて
それで何をしようというのでしょうか?
それならむしろアンシャンレジームの貴族たちを粛清し、時の覇王としてのし上がる
ようでないとわざわざ異世界転生する意味が薄れるのではないでしょうか?
百歩譲って転生はいいとして現時点では悪役令嬢になる必然性はないようにしか見えません。{/netabare}
途中で切ったらもしかしたらのどんでん返しを見逃してしまう可能性がありますが
この設定のコメディについて行くのは相当きついものを感じます。
事実上途中で断念状態ですが、さて今後挽回の局面はあるのでしょうか?
マツケンサンバ…リアクションできません…
昔流行ったとして、今現在どのような意味があるのでしょうか?