dossun さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
瞬ちゃんの癖の強さが推せる
人見知りの女子高生と自称宇宙人の女の子が宇宙を目指してロケットづくりを始めるというなんともほんわかした雰囲気に、これがきらら作品か。。。と感じました。この作品の世界線にはきっと悪い人とか、どろどろした関係性とかないんだろうな。。って思ってましたが、違いました笑
{netabare}
主人公の海果ちゃんは、めちゃくちゃド緊張ということで、なかなか他作品には見ないほどの緊張キャラという点がある意味際立っていて、少しずつ自分の世界を広げていく、主張をできるようになっていく姿は応援したくなる気持ちが出ました。
ただ、やっぱり強く印象に残るのは瞬ちゃんでした。
元々のキャラ個性、癖が強いこともあり、モーターロケットを打ち上げるという話にならなければおそらく接することのなかったキャラだと思いますが、頑固であったり、きつい性格であったりと何度も海果ちゃんとぶつかり、交流を深めていくところが一番人間らしい感じがしました。そして、自分が人とはなじめない性格であることを理解しつつ、ロケット選手権で自分が力になれなかったことを強く恥じ、気持ちを閉ざしてしまうところ、自分がまた高望みしないようにとわざと海果ちゃんとの2回目の対決で負ける姿など、ツンデレ感強く、しかも、人一倍恥ずかしがりや?みたいな感じが人間くさくて好きでしたね。
ほんわかした雰囲気がある一方、瞬ちゃんが出てきてから何かとぶつかるところが面白く、こういう感じがきらら作品なんだと、、と思える作品でした。今後どうやってモーターロケットの選手権のリベンジを果たしていくのか、また二人はもめていくのか、そんなところが期待かなと思います。 {/netabare}