Rera さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:今観てる
結婚とは
(第5話まで視聴)
一期からの継続視聴。大正時代をモデルとした和風世界で薄幸の主人公が「異能」を持つ自らの運命に翻弄されながら幸せを掴んでいくシンデレラストーリー。
意外なことにいわゆる「なろう系」の作品。今の時代に「わたしの幸せな結婚」というのも何か今の時代にそぐわないようなタイトルだが、明治大正期を舞台とした作品を書きたかっただけのようなので作者自身はあまり意識はしていないようである。
逆に今の若い人にはこの作品はどう映っているのだろう。
作中では、「家族のあり方などいろいろ」といったセリフも出てきており、今も昔も結婚や家族に関する考え方は様々であることも描いている。
特に美世の義理の姉となる葉月は、大正期に流行った「モダンガール」そのものであり、そこに離婚、シングルマザー、料理下手といったいかにも現代的なキャラクター付けがなされている。
物語は美世の薄幸を中心に描かれていた一期とは違い、異能心教との戦いが描かれ、物語の核心へ迫っていく。緊迫感が高まりより面白さが増している。
また、一期に比べ美世の成長が著しい。清霞に守られるだけのか弱い存在であった美世が、二期に入ると自らの異能を知ったことで強くたくましく成長を遂げていく。
清霞のため、自身を支えてくれる人のために何ができるかを考えるようになった。
そして「異能心教」との戦いの中で美世がどのような行動に出るのか楽しみである。