dossun さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
どろっとした犯人の感じといい役者ぞろいのシーズン
2ndseason待望のスタートでしたが、{netabare} 正直「渋谷黙示録連続殺人事件」の3話については展開が早すぎたこと、内容が細かく説明されないで進んでしまっているところが目立ちました。せっかくM家とのつながりの話となるはずなのに、あれ?鴨乃橋ロンの禁断推理ってこんなにがちゃがちゃしていたかな。。。と一瞬思ってしまいました。そこが残念です。
しかし、それ以外は満足感ありで見ることができましたね。
「真夏の海の家水死事件」は露骨に犯人感がするのに、俺じゃねえよと言い張る海の家の店長は面白かったです。業務停止になるのは理解できるような料理の提供や清掃具合等、何故穴場のビーチの海の家がこんなに治安悪いのかと笑ってしまいました。
そして、「天才作曲家誘拐事件」では、ハミングバード役がいろいろあった櫻井孝宏さんが演じられていたこともあり、さすがの演技力と、誘拐犯だけれども、娘のことを想う一途ないいお父さんを演じられているところがいいハマり役でした。櫻井さんにしてはちょっとおじさんな役でしたが、やはり、上手。。もっと一息つける温かい話でしたね。
「心理学研究室殺人事件」はただただ、殺害された女子学生が報われない展開に胸糞悪さを感じましたが、ほっと一息ついた後の展開としては、いいバランスで見られた気がします。露骨に関係性の悪い学生たち、犯人の身勝手且つキャラ性が禁断推理感を出してくれていました。
最後に、「高原オーベルジュ連続殺人事件」は、見立て殺人というなんか昔懐かしいようないい雰囲気の事件を作ってくれていて、犯人役に子安武人さん、そして、ロンのお父さんがまさかの諏訪部順一さんというがちがちのいい役者ぞろいで攻めてくるところがまたよかったです。ロンが探偵をやめると決心してからやり直すと決めるのはなかなか早い展開となりましたが、これからもっとM家との絡みが増えてくるんだろうなと思うと、いいシーズンだった気がします。
正直、最初の3話だけ、結構構成考えてもらえればいい作品だと思うので、そこだけが悔しいですね。 {/netabare}